ボウリングでこれはストライクじゃないかという軌道でポケットに入っても、7番ピンと10番ピンが残ることがある。通称、セブンテン。門松とか言う人もいる。
7−10について考えてみる。
なぜ、ポケットをついているのに7−10が残るのか
自分の経験からは、入射角度が大きい場合に出やすい印象がある。理論的には以下のようになる。
入射角度が大きいわりに、1番ピンと3番ピンでいうと、1番ピンに近いところ(つまり、浅め)にボールが入ったときに7−10は出る。
浅く入っているため、7番ピンを本来倒してくれる2番、4番の連鎖で4番ピンが左に飛ぶ。また、入射角度がついているため、ボールの軌道が5番ピンに近い側にいき、その関係で3番ピンの左側にあたり、6番も右に飛んでしまい、10番ピンが残る。
7−10が出てしまう場合の対処方法
基本的にはない。しっかりと投げていて、7−10がでてしまった場合には、対処しようながないというのが、現実だと思う。1番ピンに浅くあたってしまっているが、オイル状態などかなり偶発的に発生してしまうものなので、ポケットをついている状態であり、微調整で調整できるものではない。
一方で、ボールの勢いが足りずに、ロールアウトしているような状態でポケットにボールが入っているのであれば、ロールアウトそのものが問題なので、オイルのあるラインに投球ラインを変更する。
7−10がでやすい場合の対処方法
基本的な対処はないにしろ、数ゲームに1回ぐらいのペースで出ている場合には、少しレーン状態を観察して、以下を考える。
1.ボールを変える
2.速度を変える
7-10が出やすい状況というのは、先のとおり、入射角度が大きくて、浅く入っていると考えると、ボールをソリッドなどゆるく曲がるボールに変更することで、入射角度を少しゆるめにする。
浅く入っているのは、2つ理由が考えられる。レーン奥のオイルがなくて、急激にボールが曲がっているケースと、球速が足りずに、フッキングポイントがポケットから離れすぎている毛ケースになる。
その場合は、現状より、オイルを使うか、バックスイングをやや大きくして、フッキングを内側に変更する。
7−10の付き合い方
ボウリングはある程度、メンタルの影響を受けてしまうスポーツなので、気にしないという姿勢が大事かなと思う。
7-10が出てしまったら、10ピンまたは、7ピンスペアの練習と思って、どちらかを確実にとるということでよいのではないかと思う。
無理に薄めに狙ってあわよくば、スペアが取れないとかいうのもあるけど、まあ、取れないので、投球フォームを崩してしまう可能性もあるので、無理しないというのがオススメである。
特にストライクの後だと、1ピンでも多く倒しておいた方がよい。