先日、ボールのスペックの違いによるライン取りについて記載したが、同じようなスペックのボールだと、同じようなラインになるのか?という話を書いてみたい。
一般的に言われていること
一般的には、メーカによる特性の違い、ボールのコアの形状、表面素材の違いから必ずしも同じようなラインになるとは限らないと言われている。
一方で気に入ったボールがあって、それに近いボールがほしいと思ったときには、同じようなスペックのボールを選んだら同じようになってほしいという期待もある。
そんなわけで、自分が持っているボールで実際に投げて比較してみた。
実際に投げて比較してみた
投げたボールは、以下の2つで、ボールのスペックとともに紹介する。
Brunswick STELLA
RG 2.556
⊿RG 0.052
表面素材:ハイブリッド
対称コア
DV8 Activ8
RG 2.531
⊿RG 0.040
表面素材:ハイブリッド
対称コア
スペックの違い
⊿RGが少しSTELLAの方が大きく、曲がりがでそうではある。どちらもそんなにコアが強くないので、その他は似た特性になっていて、高慣性で、そこそこ走って奥で丸く曲がってくるイメージのボールになっている。
比較結果
STELLAでジャストポケットとなるラインを見つけ、その立ち位置、狙うスパットをまったく同じで、Activ8を投げてみたところ、ジャストポケットになった。
結論としては、同じラインで、同じような曲がり方をしたということになる。
表面素材としてハイブリッドであったとしても、パールの配合などが少し違うはずであるが、それが、ドラインゾーンでの曲がり方としてみると、⊿RGの違いを吸収してくれたのか、ほぼ同じような曲がりであった。
投げていたラインとしては、中央よりやや外に立って、やや右奥に出すというラインで、オイルをある程度使いながら、ドラインゾーンでしっかり曲がってポケットに入るというイメージになる。
別のラインでは投げていないので、一概には言えないが、手前の走り、ドラインゾーンでの曲がりという2点では、ほぼ一緒の印象である。
微妙な違い
ラインを少しはずれたときの幅という面では、STELLAの方がストライクになる印象であった。これは、ボールの値段もSTELLAの方がやや高く、ダイナミコアになっている点があるかもしれない。ピンアクションがよいという違いがあるのかもしれない。
まとめ
スペックの似ているボールは同じような使い方になるのかを実際に投げて検証みた。結論は、同じような使い方になるであった。
また、自分は、高回転でもないので、ボールの特性を活かしきれていないだけかもしれないので、参考までの情報としてほしい。
それと、同じような使い方になるのは、間違いがないと思うが、同じラインで同じような曲がりをするかは、ドリルレイアウトや、冒頭に記載したメーカの特性、表面素材による違いもそれなりにあると思われる。
たまたま、今回の2つのボールは、同じラインでストライクになった可能性もあるので、別の機会に別のボールでも比較してみようと思う。
まったく同じラインになってるということは、この2つのボールを持っている意味あるのか?という話でもあり、自分としてはショックな結果でもあったことを付け加えておく。