１０ピンが飛ばないということは、ちょいちょいあるのだけど、その原因はボールの動き方にあることが多いと思う。薄めポケットや厚めポケットという原因であることは少ないような気がしている。ずっとボウリングをやっていると、経験上、あぁ、この感じは１０ピンが残るということが、フッキングポイントを過ぎたあたりのボールの動きでわかったりする。
１０ピンが飛ばないボールの動き
自分の感覚的には、３パターンぐらいあるように感じる。
- フッキングでのボールの曲がり方がゆるく、１０ピンが残る
- ボールが進み過ぎて１０ピンが残る
- 道中でボールが失速していて、結果、１０ピンが残る
ボールの曲がり方だけを見ていると、上記の３つは似ていて、曲がりが足りないというように見えるのだけど、原因と対策がやや異なる。
それぞれの原因と対策について書いてみたいと思う。
１０ピンが残る３パターンの対策
１と２はオイルが伸びてしまった場合に多く見られる状況で、フッキングポイントを変えないと対処できないことが多い。立ち位置を内にしても、オイルが伸びている方向に投げてしまうと、同じような状況になる。通常、オイルは、内から外に向かって伸びていることが多いと思うので、内に入るならフッキングを内にして絞るのがセオリーだと思う。また、手前の外のオイルが残っているなら、外に立ち位置を変えて、フッキングをやや手前の外にするという対策も有効になる。また、手前のオイルが残っていれば、カバーの強いボールに変更して、最初と同じフッキングポイントに向けて投げることでも、対応できることもある。
３が対処が難しいケースで、だいたい手前から中央までのラインのオイルが削られてしまっている場合にこの状態になる。加えて、やや難しいのが１、２の対処で、外にフッキングポイントを変えた場合もこの状態になることが多い。これは、ボールが進む距離が単純に増えていることが一つの原因で、かつ、オイルの少ない外に向けているので、曲がり幅的にポケットに十分ではあるが、ボールの勢いが足りずに、ボールがピンに押し負けて１０ピンが残るという原因で起こる。ただ、ボールの勢いがなくなりつつも、ジャストポケットに入るとストライクになってしまうこともあるので、ラインを変更するべきか悩んでしまうことも難しさだと思う。
この場合は、オイルのあるところをボールを走らせる必要があるので、立ち位置を内にして、同じフッキングポイントに向けて、やや球速を落として投げるか、カバーの弱いボールへの変更という対処になる。
まとめ
１０ピンが残るだけであれば、スコアが大きく崩れることはないのだけど、高スコアを出すことは難しい状況になるし、やっぱり、ストライクがほしいという気持ちなので、いろいろライン探しながら投げていることが多い。
結果、大きくスコアを崩してしまうことも多いのだけど、大会などで、少ない投球数でアジャストするには、必要な練習なのかなとも思う。
ボールの走り方や曲がり方で、オイルの状態を把握して、どのラインならストライクになりそうなのか仮説を立てて、実行してみるということなのだけど、そのラインに正確に投げるコントロールや集中力も必要になるので、難しいなと思いながら日々、練習をしている。
