ハウスコンディションで投げていると、基本、外でフッキングさせるボウリングになることが多い。よほど、外のオイルが削られていない限り、その方がストライク率も高い。これは、主にオイルの長さと形に影響していると思うのだけど、外の使い方も何パターンかあると思うので、そんな話を書いてみたい。
外でフッキングさせるときのライン
自分だと、3パターンを状況によって使い分けている。基本的に10枚目より外でフッキングさせることを考えた場合の話になる。
パターン1
20枚目ぐらいの立ち位置からスパット13枚目ぐらいに向けて外に出す。これが一番オーソドックスなラインで、外ミスは、だいたい戻ってくるので、内ミスに気をつけながら投げる。このラインで10ピンがしっかり飛んでくれるかや、道中でボールが失速しないかが見極めのポイントになる。
パターン2
10枚目ぐらいがキャリーダウンの影響で曲がらないことがある。その場合の対処として、立ち位置を外に3枚から5枚ぐらい移動する。そして、やや球速をあげつつ、ちょい出しぐらいで、外の5枚目ぐらいにボールを出す。外にいくとオイルが薄いので、球速を出さないとフッキングまでボールが出せないことが多いが、球速をあげている分、ピンアクションもよく、ストライク率は高くなると感じる。
パターン3
外に出したときに、どこから投げても跳ね返りが強い(つまり、曲がりすぎる)、もしくは、フッキングを内にすると、戻りがあまいと感じるときにとる方法になる。通常よりもバックスイングを大きくして、縦回転を強めにして、ちょい出しのラインに向かって、まっすぐに投げる。パターン2との違いは、横回転をなるべくさせないということになる。そして球速もこれがマックスになる。縦回転強めで、外に向かって投げているので、ボールの直進性があがり、かつ、ドライゾーンでもしっかりレーンに噛んでくれるので、曲がり幅を抑えつつ、ポケットに入れることができる。
投げるラインと投げ方の変更の影響
ゲーム中にパターン1で投げていてどうもキャリーダウンしていると感じたら、途中からパターン2に切り替えるとかなる。球速を入れることを意識した投球になるので、うっかりすると、力んで内ミスすることもある。助走の速度を上げつつ、脱力しつつも球速を上げるというのはなかなか難しい。
また、アメリカンで投球しているときなどは、左のレーンは、パターン1で右のレーンは、パターン3で投げるということもある。これはこれで、しっかり頭を切り替えないと、どちらかの投球に引きずられることもあるので、なかなか難しい。
まとめ
レーンのオイル状況のアジャストにはボール変更で対応することがよいという意見もあるが、キャリーダウンなどは、ラインで調整することになるし、ボールの動きにあわせた投球が必要になることも多い。
それと、外に出す場合に、ガターぎりぎりまで出ていくのでは?というラインに向けて投げることもある。これはこれで、ボールが落ちそうで怖いのだけど、そう思ってしまうと、内ミスしてしまうし、外に思い切って出せてないと思っていたら、単に、手前のオイルが削られていてボールがそこで反応していただけだったということもある。
投球ラインは、手前、道中、フッキングポイントの3つの場所でのボールの動きを意識して変更していくことが必要で、なんとなく投げていると、それを忘れてしまう。最近の自分の投球で気づいた反省点でもある。