ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

カバーの強さの違うパールのボールの動きの違い

最近のボウリング練習では、カバーが弱いパールのボールを使うとオイルを伸ばしてしまうという状況が多い。後半で手前が削られてきてから使った方がいいのかなと思って、序盤ではカバーの強いパールボールから投げ始めてみたので、動きの違いなどを書いてみたいと思う。

カバーの強いパールのボール

最初に投げたのは、カバーがミディアムからヘビーの非対称コアのパールのボールになる。1年以上使っているボールなので、カバーが少し弱ってはいるが、それでもオイルに負けず、中盤からレーンに噛んで、しっかりと曲がってくれた。

立ち位置としてもそこまで内に入ってはおらず、17枚目ぐらいの立ち位置からちょい出しぐらいのラインになる。オイル量はやや少なめであるが、内ミスも外ミスも幅がある程度あってとても投げやすい印象だった。オイルメンテ後のフレッシュなレーンで投げ始めたけど、ほとんどオイルの伸びは感じず、5ゲームを投げてアベレージで220ぐらいだった。

カバーの中間からやや弱いパールのボール

このボールは対称コアのボールでかつデルタRG値が低めという特徴がある。最初に投げていたボールと比較すると手前がしっかり走って、丸くまがってくるような動きになるはずのスペックである。

立ち位置を同じで投げてみると、予想どおり手前でレーンに強く噛むこともなく、転がりながらぐんぐん走っていき、ドライゾーンでしっかり曲がり、ストライクだった。同じ立ち位置なのか?と疑問に思いつつもしばらく投げていると、外ミスをすると、急激にまがってしまう。また、フッキングを少し内に変えると、今度は曲がらずに抜けていく。内ミスすると、裏までボールがいってしまう。同じ立ち位置だと、幅がほとんどないという印象だった。

立ち位置を外に変えていくと、球速をあげればストライクのラインがあるのだけど、厚めぎりぎりのストライクか、ちょっとでも球速が落ちるとスプリットになってしまう。

いろいろアジャストを試したけど、ターキーがやっとで、ハイゲーム211で終わってしまった。

まとめ

カバーの弱いボールの方が手前が走り、パワーロスがないので、ドライゾーンで大きく曲がるという結果になったのだと思う。対称コアのボールでデルタRGが低くてもレーン状態によっては、こうなることもあるのかと気づいた。また、5ー7枚目が抜けていくのは、感触としてはキャリーダウンの影響だと思う。これは1投目のボールで伸ばしてしまったのかもしれないし、メンテ直後からクリーニングが十分でなかった可能性もある。多少のキャリーダウンならカバーの強いボールだと負けずに曲がるが、弱めだと影響をもろに受けてしまうということなのだと思う。

パールのボールは、もともと手前が走ってくれるので、やっぱりフレッシュなレーンでは、やや強めのボールを投げた方がよいのかもしれない。

昔は、今ぐらいの回転数もなかったので、外から弱めのパールのボールが投げやすい印象をもっていたのだけど、現状だと、内から外に出すラインになるので、その場合は、少し強い方が打ちやすく感じる。レーンのオイル状態と投げ手によって合うボールは変わるということなのかもしれない。