ぼちぼちオイル抜きをしないとかなと思うボールがあって、とりあえずオイルリムーバーでメンテナンスして投げてきた。オイルリムーバーの効果はどの程度のあるのかというのを体感で書いてみたいと思う。
オイルリムーバーの使い方
普段、投球後にボールクリーナーで表面に付着したオイルは拭き取っている。何回かに1回ぐらいは、オイルリムーバーでクリーニングした方がよいというのが一般的な売り文句になっている。
オイルリムーバーの方がクリーナーに比べ、粘度が高く、ボール表面に付着して表面付近のオイルを吸い出している感じがある。クリーナーは表面の汚れは落ちるが染み込んだオイルは浮き出す効果は低いという印象である。
自分の場合は、オイルリムーバーをボール表面にしっかり塗り込んで、そのあとボールを購入したときについてきたビニール袋に入れて、15から20分ぐらい放置している。常温で置いておくと表面がすぐ乾いてきてしまうので、しっかりオイルを浮き上がらせたいという工夫になる。また、10分ぐらいでも十分なような気もしつつ、乾かないのでたっぷりの時間を使う。
その後、ボールクリーナーで表面に浮いてきたと思われるオイルとオイルリムーバーの溶剤をしっかり拭き取る。
クリーナーでしっかり拭き取ると、キュッキュッと表面のカバーからオイル感がすっかりなくなる。
投げてみた結果
劇的な変化はなく、なんとなくドライゾーンでのブレーキのかかり具合が復活したかな?という感じである。ただ、体感的には2、3ゲーム投げているとすっかり元通りになるという感じである。
たぶん、ボールのカバー表面の浅いところのオイルはいったん除去できたが、投げている内に、オイルをまた吸ってしまい、効果がなくなるということなんだと思う。
仕組みはよくわかっていないのだけど、ボールがオイルを吸収し続けると、中にどんどんオイルが染み込んでいき、そこが飽和状態になると、表面付近のオイルを吸収できないということなのかなと思う。
しっかり、オイル抜きをしたボールは、数ゲームで元通りとかはならない。
オイルをある程度、吸収してしまったボールに対しては、オイル抜きをちゃんとやらないと、ボールの曲がりは復活できず、オイルリムーバーは一時的な効果であればありそうという結論になる。
まとめ
オイルリムーバーでのメンテナンスが意味がないかというとそうでもないと思う。ボールクリーナーで除去しきれていない表面付近のオイルは浮き出しているように思うので、放置しておくと、どんどん吸収してしまうオイルを減らすことはできそうである。
そう考えると、週末に練習したら、その後、オイルリムーバーでメンテナンスしておくという使い方が一番よさそうである。
ボウリング仲間は自宅でヒーターとか使ってオイル抜きをしているそうだけど、なかなか大変そうである。ボウリング場でオイル抜きをすると、1個1000円程度はかかってしまうのでボールの数が多いと出費もかさみ悩むところになる。