昔、プロにレッスンを受けていたときに、よく、手前からボールを転がすように投げてと言われていた。ドスンとボールを落としたり、ボールを押し出したりしないで、着床から転がす意識で投げるということが重要という話だった。
ボールを転がすとは?
ボールを投げるではなく、転がすという言い方が正しいという話もある。ついつい投げるという表現を使ってしまうのだけど、腕の力で前方に投げるというよりは、スムーズにボールを置くように転がすというイメージが近いようだ。
ボールの動きとしては、着床から回転している状態が理想で、力で投げていると、ボールが着床したあとに、ちょっと前方にズルッと滑ってから回転が始まる。このズルッと滑っている部分が、余計なパワーロスと、コントロールの精度低下を招くので、投げないという指導が入るのだと思う。
転がりが足りない?
本日の練習で、いつも通りに投げていたのだけど、どうも転がりが足りない。回転はしているのだけど、回転数が少なくて、レーンの後半になってやっと、くるくると回転しているという動きだった。
あれ?と思って、手前から一生懸命、転がす意識で投げていたのだけど、あまり改善しない。ん?もしかしてと思ったのは、RG値が高い(高慣性)のボールなのかもしれないということだった。
一般的にはRG値が2.55以上だと、高慣性と言われていて、ボールのスペックを確認してみると、2.54だった。なるほど、最近は低慣性のボールばかり投げていたので、それと比較すると、手前の転がり方がずいぶん違うのだなと思った。
手前から無理に転がさなくてもよい?
プロの投球などを見ていると、割と手前から転がしていないよね?というプロもいたりする。そもそも高慣性のボールは手前から回り(転がり)にくい設計なわけだし、直進性を重視したり、回転軸を変えたいときなどは、あえて、少し前に投げてもよいのではないかとも思う。
特に、手前のオイルがないときなど、ロフトしてドスンと投げているプロもいるので、ケースバイケースなのかもしれない。
まとめ
普段の練習ではなるべく回転数を増やしたいと意識して練習していて、ボールの配色によっては、くるくる回転しているのが、よくわかるボールもあって、おー、だいぶ回転数あがってきたなとか思ったりしていた。そんな中、本日は、ぜんぜん、回転数が少なく見えてがっかりしてしまった。
ボールのスペックが違うと、こんなに目に見えて違うのかということを知った練習だった。一方で、ボールの特性によって転がりはじめが違うので、ライン取りも変わってきて、そう考えると、よい練習にもなった。