ボウリングに行って、受付でxx番レーンですと言われ、どこだって一緒と思って投げていると思う。実は、レーンによって難易度が違う。
ラウンド1だと、大きく3つのレーンパターンがある。Aタイプ、Bタイプ、Cタイプとあり、Aタイプが初心者向きになっている。
違うのはレーンのオイルのひき方で、Aタイプの方がオイル量が少なく、よりボールが曲がりやすくなっている。Bタイプは量が少し多くなり、長さはAタイプと同じ。
Cタイプは、マイボーラーレーンになっていることが多くて、オイルの長さが長くなっていて量も多い。
大雑把には、20レーンあるボウリング場だったら、1〜4番がCタイプ、5〜10がBタイプ、11〜20がAタイプとかになっていて番号が大きい方が簡単になっていることが多い。
受付でレーンのオイルパターンを聞くと、教えてくれる。
Aタイプのレーンの攻略法
Aタイプのレーンは、三角の印(スパット)の2個目(つまり板目10枚目)の外側にオイルがほぼない。オイルがないとどうなるかというと、ボールの摩擦が大きくなり、曲がりやすいということになる。
オイルの切れ目にそって、ボールを転がすと、1番ピンと3番ピンの間のポケットにゆるやかに曲がりながら入っていく。手首をひねって回転をかけるとかは必要ない。野球のボールを地面に転がすような感じで、ボールを転がせばよい。
ただ、そのときに1つだけポイントがあって、回転軸を少し傾ける必要がある。まっすぐ前に転がすと、摩擦があっても曲がらない。
回転軸が傾いていると摩擦によって、曲がっていく。
どうやって、回転軸を傾けるかというと、ボールが手から離れるときに、親指の向きが左に45度ぐらい傾いている状態で投げればよいだけである。ひねる必要はなく、最初から45度傾けて、投げてればOK.
まっすぐ転がしているときは、親指の向きは真正面になっているので、それを左側に45度傾けた状態で、前に転がすということになる。腕は前後に振られているので、ボールを持っている手がやや左向きになっていても、ボールは前にまっすぐ進む。でも手が左に傾いているので斜め回転になる。
そすると、いい感じ曲がっていき、ストライクになる確率がぐんっとあがる。
曲がりを大きくするには、ゆっくり投げることが一番よい。スピードボールだと曲がりにくい。
時間帯によるレーンの攻略
オープン時は、オイルがひきたてなので、素直にボールが曲がるのでストライクが出やすい。
一方で夕方とかになると大勢の人がボールを投げて、レーンのオイルが削られたり、伸びたりしてボールが曲がりにバラツキが多くなってしまう。
マイボールでボウリングしはじめたときに、今日はぜんぜん曲がらず調子がよくないとか思うときがあるが、実は、レーンのオイルの状態によって、すごく曲がったり、曲がらなかったりするだけだったりする。
マイボールはよく曲がる性能のよいボールなので、夕方にAタイプのレーンに入ったら、ものすごく曲がってしまうことが多い。
そういう意味では、上達しようと思ったら、朝一番のレーンのひきたてで投げるのが一番よい。毎回、同じレーン状態になるので、自分の実力が把握しやすい。