自分もボウリングをはじめたばかりのころ、今日は、ボールが曲がらないと思うようなことがあった。投げ方の練習中だったこともあり、こないだはできたけど、今日はできなくなったと思って残念な気持ちになった。今、考えてみると、投げ方の問題ではなくレーンのオイル状態の問題だったのだと思う。
入るレーンによってボールの曲がり方は違う
朝一番で、レーンメンテナンス直後であれば、どのレーンに入ってもボールの動きが違うということはほとんどない。
ラウンドワンの場合、マイボウラー専用レーンと、一般レーンでオイルパターンが異なっていることがほとんどなので、そのパターンによる違いはある。一般レーンの方がよりオイル量が少なく、長さも短いので、より曲がり幅が大きい。マイボウラー専用レーンは、42フィートでオイル量もそれなりに入っているので、曲がりは弱く感じるかもしれない。
問題は、午後にボウリングにでかけて、マイボウラー専用レーンに入ったときに起こる。先日もふらっと行って投げてみたら、あらびっくり、ボールが全然曲がらない。自分の投げ方がおかしいのか、ボールがヘタってしまったのかと、しばし悩んでいたが、どうやら、そのレーンで投げていた人が、とてもオイルを伸ばしてしまったようだった。外のラインでゆるい回転でまっすぐに投げていると、どんどん、オイルが伸びてしまう。そうなってしまったレーンは、曲がるだろうと外のドライゾーンに投げても、オイルがあるので、曲がりがとても弱いという状況になる。
手前のオイルが削られていて、ボールがレーンに噛んでしまい失速していて、その結果、曲がらないという状況も考えられるのだけど、ボールの動きを観察している限りは、キャリーダウンだと判断した。
キャリーダウンしたレーンの対策
キャリーダウンしてオイルがドライゾーンに伸びてしまっているレーンの攻略は難しい。基本的には、そのオイルが伸びてしまっているところを避けてフッキングさせるという対処になる。今回の場合、外の手前でフッキングさせて、そのまままっすぐ目にポケットにボールが進むようにアジャストしてみた。なんとか200アップできたけど、1回スプリットもあり、高スコアは望めそうにない感じだった。
その他の対策として、内に入って絞って、キャリーダウンを、内側に避けるように投げる方法もある。ただ、外ミスがいっさいきかないので、このラインでもシビアなコントロールが求められる。
どうしようかなと途方に暮れていたら、スタッフがきて、まもなく、一般レーンになるレーンので、別のレーンに移動しないかと言ってくれた。
別のレーンに移動して投げてみると、ぐんぐん曲がる。そこもマイボウラー専用レーンなのだけど、そこで投げていた人は、キャリーダウンを発生させることなく、外のラインのオイルが削られているという状態だった。ボールが手前から反応してしまうので、内に入って、外に出すと、しっかり曲がる。そのレーンでハイゲーム232でアベレージでも200を打つことができた。
まとめ
ボールが曲がらないと思ったら、レーンのせいということもあるという話になる。ボウリング場が混雑していなければ、別のレーンに移動したいと言えば、変更してくれるので、このオイル状態だと難しいとか、練習には向いていないと思ったら、スタッフにお願いしてみるのも手だと思う。
一方で、どんなレーンでも攻め所はあるはずで、それを探求するという練習方法もあるとは思う。