たまに、「ボウリングは頭脳戦ですからね。」というようなフレーズを聞く。
そんなに頭を使うのか?という話をいくつかの視点で書いてみる。
普段の練習で頭使ってる?
あまり、頭は使わないと思う。オイルの状態を確認して、どのラインで投げるかなとかを考える程度かなと思う。
一方で上達のためにいろいろと考えて投げている期間というのはある。回転を強くするために、Youtubeとかで見た解説どおりに投げてみたり、でもうまく行かずに、自分の投球録画をみて、どこに問題があるのかチェックしたりと。
また、高齢者のボケ防止とかには、一定の効果があるらしい。確かにボールを持って、どのラインに投げようとか、スペアは、ここを狙って投げようとか頭を使ってるし、まわりの人と会話するので、認知症予防効果があるというのは、納得感がある。
大会だと頭使う?
プロの大会だと頭使うんだろうと思うけど、センターでやっているアマチュアの大会だと、それなに頭を使うという程度かと思う。普段の練習に比べると、大会だとアメリカン方式なので、レーン変化が2レーン分考えないといけなのと、立ち位置も2レーン分記憶しておく必要がある。
また、いろんな人が投げている様子をみつつ、アジャストやボール変更を考えるというのも加わる。
それと、大会だと1ゲームごとのスコアで焦ったりしてくるので、それを平常心にもっていくにはどうしたらいいのか?という部分でも頭を使ってるかもしれない。
練習後の分析で頭使う?
その日のスコアの分析、自分の投球の課題に対しての対策検討などで、考えている時間はそれなりにある。
ボウリングは練習といっても20ゲームとか投げるわけにもいかないので、予め考えてきたことを試して、うまくいったら、次の日にも繰り返して体に覚え込ませるという感じになる。
実際の練習と練習後に考えたことの両方をセットにしてだんだんと上達していく。
自分は、スコア分析アプリを作って、いろんな角度から、自分の投球の目標を設定したり、弱い部分をみつけて対策をとるということをやっている。
自分の課題をどうやって発見するかというのは、実は、一番むずかしいかもしれない。
プロに投球を見てもらって、欠点を教えてもらうというのも有効で、その場合、その欠点を修正するために、どういう練習をすればよいのかということも考えないとなので、そこも頭の使い所になる。
ボール選択とドリルレイアウト
上級者だと、ボールの特性に応じて、ドリルレイアウトを変えたりして、いろんなレーンにあうボール選択ができるようにしているらしい。
”らしい”というのは、自分はそのレベルには至っていないので、よくわからない。自分は、基本的なドリルレイアウトはいつも一緒で、ボールの特性だけで選択している。
普段投げていてとても上手な人に話しをきいたこともあるが、その人の場合は、自分の回転の特徴からレイアウトは決めていて、いつも同じレイアウトでドリルしていると言っていた。同じレイアウトだとボールを変えたときに、純粋にボールの特性だけが変動パラメータなので、わかりやすいというのもあるらしい。