ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

ボウリングの奥深さ

ボウリング好きで有名なサザンの桑田さんが、朝の情報番組「スッキリ」に、ボウリングファンとしてのコメントが寄せられたという話題がニュースになっていた。

コメントの中で、ボウリングの奥深さを知ると、もっと面白いので、多くの人に知ってほしいとあった。自分としてもそうそう!と思うものの、この奥深さがわかるとなぜ面白いのかという話を自分なりに書いてみたいと思う。

ボウリングのスポーツとしての特徴

他の球技との比較という意味で、ゴルフ、野球、サッカーなどと比較してみると、どんな特徴があるかがわかる。

個人競技である点は、ゴルフと共通である。そして、同じ動作をすることで再現性が重要という点もゴルフに近い。

ボールを曲げるという点は、ゴルフでもフックボールやスライスボールを打ち分けることもあるので、近いような気もするが、ボールと体の間にクラブが入ってしまい、手だけでボールを投げると考えると野球のピッチャーの方がより近い。

また、レーンのオイルコンディションの変化で、ボールの動き方が変わるというのは、ゴルフのパターに近い。パターは、芝目や傾斜によって、ボールの動きが変わる。

スペアの感覚は、ピンのどこにボールをコントロールするかという観点になるので、サッカーでの正確なパスや、フリーキックなどと近いかもしれない。

つまり、ボウリングは、ボールを持って助走して投げて、ピンを倒すだけではあるものの、そこでの技術要素は、他のスポーツと共通するものがあり、単純なようにみえて奥深いということがなんとなく理解できるではないかと思う。

ボウリングの独特の難しさ

他のスポーツと比較しずらい要素として以下がある。

  • レーンのオイル状態が目に見えない
  • ボールを変更することで、ボールの動きやピンアクションが変わる

ゴルフ使うクラブで飛距離は変わるけど、曲がり方が違うというような変更はない。そして芝目も傾斜も一応目に見える。一方でボウリングのレーンのオイルの濃淡は目に見えず、投げてみないとわからないし、投げてない場所がどんな状態になっているかは予測しないとわからない。

また、ボウリングは、ボールだけ眺めていてもどんな動きをするかはわからず、ボール内部のコアの構造や、表面加工、ドリルレイアウトで動きが変わってしまうが、それは投げている本人にしかわからない。本人であってもそのボールでたくさん練習してないと今のレーン状態でどういう変化をするかを予測すること難しい。

つまり、不確定な情報の予測と、その不確定さをなるべく排除した投球ができないと安定した高スコアを出すことができないのである。

まとめ

ボウリングの奥深さの一部を自分なりに書いてみた。一見、単純に見えるボウリングは、実は、他のスポーツと比較しても共通する点もあれば、独特の難しさがあり、やればやるほど、その難しさがわかってきて、面白いと思うという話になる。

また、基本的には器用さというよりは、繰り返し練習することで誰でも身に着けることができそうな運動で、かつ、年齢に問わず競えるという点でも独特だと思う。

一般のスポーツだと若くてパワーがある人が有利になるが、ボウリングはプロの大会でもない限り誰でも勝つチャンスがあるということになる。