高スコアのゲームを出すために、ひとつやっかいなのは、スプリット。自分のスコア分析をみていると、2ゲームに1回ぐらい、スプリットが出ている日もあるし、大会とかでスプリットがでると、高スコアが望めなくなり、気落ちするというのもある。その傾向と対策を考えてみたい。
スプリットがでる理由
一番大きな理由は、内ミスでボールが真ん中の1番ピンにあたっているケースになる。これは、内ミスを防止する対策が必要になる。
難しいのは大会で、レーンが読めていないときや、ボールチェンジのタイミングで、思ったり曲がりがでて、内に入ってしまうケースになる。
その他、薄く入ってもスプリットになるケースもあり、基本的には、ボールの勢いが足りずにピンアクションも出なくて、スプリットというケースになる。
ジャストポケットで7−10がでてしまうケースもある。
スプリットの対策
一番の対策は、ジャストポケットに入れつづけることになるが、そうもいかないので、いくつかの対策を考えてみる。
(対策1)勢いのあるボールを投げる
力強いボールを投げて、ピンアクションでスプリットを防ぐという方法がある。スピード、回転でなぎ倒すというイメージになる。
力を入れるとコントロールが難しくなるので、バックスイングを高くする等でブレの少ない投球フォームを身に着けて、体重移動のタイミングをつかって力強いボールを投げる。
(対策2)オイルを使う
スプリットになりやすいレーンコンディションというのもあり、遅い(オイルの少ない)レーンは、出やすい傾向がある。
ボールがレーンとの摩擦で力を失い、ピンヒットが弱くなってしまうためである。
基本は、オイルのある真ん中辺をうまく使って、ポケットをねらっていく形になる。自分の得意なラインで調整しがちになるが、ポケットにヒットしてもスプリットになっている場合には、ラインを内に変更した方が結果、ストライク率はあがる。
(対策3)カバーの弱いボールを使う
対称コア、高慣性のボールや⊿RG値に低いボールなど、曲がりがゆるやかなボールを使う。
これは、ポケットの食い込みが弱くなるというデメリットがあるが、ボールの曲がりが少ないので、コントロールしやすいというメリットを活かして、曲がりすぎや、レーンの影響を大きく受けないようにすることで、結果、スプリットが減る。
(対策4)しっかり投げる
スプリットが出てしまってスペアがとれないと、高スコアが望めなくなり、気落ちする。そういうときは、投げ急ぎや、リリースが甘めになる等、本来の自分のスイングができず、さらにスプリットが出やすい状況になりがちだと思う。
スプリットが出てしまっても、投げミスだったとしても、それを引きづらず、次の投球では、対策をしっかり考えて、落ち着いて、しっかりと投げることが必要になってくる。
このしっかり投げるためには、自分で投球に入るときのルーチーンや、リリースのイメージやテンポなど、基準となるものをしっかり持っている必要があり、それを確実に実施するという対策になる。毎回、なんとなく雰囲気で投げていると、ちょっとづつのズレで大きく変わってしまっていることがあるので、この基準を作るというのが普段の練習のポイントの一つになると思う。