ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

ボールの選択と戦略的投球

2年前ぐらいのボールで、すっかり曲がりが弱くなってしまったボールがある。一方で同じ時期に購入した別のボールは、まだまだ1軍で活躍している。なぜ、こんなに違うのだろうとふと疑問に思って、このボールの使い道を考える上でもいろいろなラインで投げてみることにした。

ボールの比較

カバーの強さとしては、ほとんど同じぐらいだと思う。現役で使っているのはパールの非対称コアのボール、そして曲がり弱いと感じているボールが、ハイブリッドの対称コアのボールになる。

ハイブリッドの方がレーンに噛む力は強いと思われるので、手前の行き足の違いがとくに感じられ、その後、ドライゾーンでしっかり曲がってくるパールのボールに比較すると、ハイブリッドのボールは、曲がり幅も小さく、戻ってくるというよりは、じわじわとアーク状に曲がるという感じである。

その他の違いとして、ドリルレイアウトが違う。パールのボールは手前から転がるようなレイアウトになっているのだけど、ハイブリッドのボールは、高慣性で曲がり出しが遅いレイアウトになっている。

投球による比較

パールのボールだと、17枚目から外に出して、ドライゾーンでブレーキがかかり、キレのある曲がりが出る。入射角度も出ているし、スキッドもしていてボールに勢いがあるのでストライク率も高い。

ハイブリッドのボールで、同じ立ち位置から同じラインに投げると、途中でレーンにボールが噛んでいる感じで、やがてロールアウトぎみになり、少ししか曲がらない。横回転を強めにして投げてみても、同じような状況である。

比較すると、ハイブリッドのボールの方が、カバーがやや強いか、サンディングしていることが影響していそうである。内に立ち位置を変更して、外に投げてみると、オイルに乗ってスキッドはしていくが、ドライゾーンで曲がりが足りない。対称コアだし、高慣性のレイアウトが影響していそうな曲がり方なので、幅を使って投げることに向いていないのかもしれない。

次に、オイルを使いつつ、外への出し幅を狭くして投げてみた。そうすると、割としっかりアーク状に曲がってきて、ストライクになる。ただ、曲がり幅が狭い分、同じラインに同じ速度で投げ続けないと、10ピンタップや7番ピン残りが出てしまう。球速をしっかり入れていれば、内ミスはややきく感じではある。

まとめ

この曲がりが弱くなったと感じていたボールではあるが、実は、投げているラインがこのボールにあってなかっただけかもしれないと思った。最近、すべてのボールのドリルレイアウトを統一しているし、低慣性のボールの方が投げやすいと感じていたのだけど、高慣性のボールのライン取りとは、違うということなんだと思う。

2年前のボールではあるが、まだまだ使えそうということはわかったので、幅を狭くした方が投げやすいと感じるレーンで、また使ってみたいと思う。