ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

ボールのコアとカバーの関係を理解して上達する

ボールの曲りは、コアの力で曲がるというのと、カバーの強さで曲がるという2つの要因がある。これは、曲がるような回転軸で投げていることが前提いはなるのだけど、この違いを把握しておくことも重要かなと思ったので、そんな話を書いてみたい。

新しいボールはよく曲がる理由

新品のボールは、とてもよく曲がる。これは、カバーの強さで曲がるという方に分類される曲りになる。ドライ用からヘビー用までカバーストックの強さの影響もあるにはあるが、ドライゾーンに入ってからの急激な曲り方は、ニューボールならではの曲りになる。

これは、表面素材に配合している可塑剤の影響が大きく、ドライゾーンでのボールのレーンへのグリップ力が高いことが理由になる。カバーストックが強い場合には、オイルの上をスキッドしながらもオイルに流されることなく、レーンにグリップしていくようなところで違いがでるが、ドライゾーンに入ってからの曲りのキレは、むしろカバーの弱いボールの方が強い。

道中でレーンにボールが噛んでいないので、パワーロスせずにドライゾーンに突入し、そこで急激にグリップして曲り出すためである。

使い込んで古くなってきたボールの曲りが弱くなってしまうのは、多くはこの表面がオイルを吸ってグリップ力が弱くなることが原因になる。表面加工をやりなおして、表目の細かい溝をつけたとしても、グリップ力は、少ししか改善しない。

コアの力で曲がるとは

一般にコアには、強いコアと言われているスペックがある。それは、RG値が低く、デルタRG値が高いようなボールになる。さらに非対称コアで曲りが強いものを強いコアと呼んでいることが多い。

こういうコアのボールは、カバーストックも強いものになっていることが多いのだけど、メーカーによってはプロフェッショナルモデルとか分類も上位モデルになっている。

こういうボールは、手前からよく回転してスキッドしていき。ドライゾーンでボールがレーンに噛むと、コアが急激に起き上がってくるため、キレのある曲りがでる。ニューボールであれば、かなり曲がるという印象になり、カバーが弱くなってきても、やっぱり曲りはそれなりに大きくでる。

個人的には、ある程度、オイルの入ったレーンで投げるのであれば、コアは強いボールを選んで購入しておいた方が、長い期間使えるボールになるように思う。

まとめ

ボールの曲り方の強さは、回転軸の傾きや、回転数、球速によっても異なる。ボール選びにおいては、自分の投球の特徴にあったボールを選択できるかが、スコアアップには重要なので、一概に、スペックだけで選ぶものでもない。

ただ、今使っているボールが、このレーンでこの曲がり幅なのは、どうしてか?ということを把握して練習するのと知らないで投げているのでは、上達の仕方も違うと思うので、こんな話を書いてみた。

また、カバーの種類として、パール、ソリッド、ハイブリッドとウレタンがあるが、これもどれがこのレーンにあっているのかを考える上でも自分の投球の特徴と照らして考える必要がある。なぜ、他の人は曲がっているのに自分は曲りが弱いのかや、入射角度を出すには、どのボールがあっているのかなどもコアとカバーの関係を理解することも大事だと思う。