ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

10ピンのスペアを確実にとるには?

中級編としてアベレージ180以上となるために、たぶん、一番重要なのは10ピンのカバー率だと思う。

10ピンは苦手意識をもっている人が多いけど、ちゃんと取り方を理解して、練習すれば、カバー率は、ぐんとあげることができる。

200アベレージ以上の人は、ほぼ10ピンのスペアをはずさない。

10ピンの取り方

対角線上に投げるとよく言われている。左端に立って、右に向けて投げるというのがセオリーになっている。このラインがオイルの影響を一番受けないというのが一つの理由で、中央にはだいたいオイルがあるので、曲がりづらく、10ピンまでまっすぐ届く。

もうひとつは、10ピンの右側、左側とブレ幅があってもスペアがとれる。右端からまっすぐ狙おうとすると、右にボールがブレるとガターに落ちてしまう。

一方で、初心者には、右奥に投げるというのが難しい。普段、ストライクを取るときに、2番スパットにまっすぐ投げて、左に曲げている人が多いので、右奥に向かってなげるのに慣れていない。

対策1

中央に立って、ちょい右に出す形で投げる。左端よりは、角度がつかないので、簡単になる。

一方で、オイルが削られていると10ピンに届く前に、左にそれて曲がってしまい、10ピンにあたらないということもある。

そんな場合には、ストレートボールを意識して投げる。本当は、1投目のフォームと変えない方が安定するのだけど、10ピンだけストレートを投げるというプロもそれなりにいる。ストレートの回転(回転軸が真横)であれば、オイルがなくても曲がらないので、方向があっていれば、スペアがとれる。

対策2

左端に立って、10ピン方向に向いて、そこに向かって助走して投げる。

つまり、斜めが自分にとってのまっすぐだと思って投げるということになる。助走が右前に進むので、かなり左側に立たないと、リリースのときに結局、中央付近になってしまうということが注意点になる。

カバーボールの用意

本格的にボウリングをする場合には、カバーボールを用意した方がよい。表面素材がポリエステルなので、1投目と同じような回転軸で投げても、曲がりづらく、レーンのオイル状態の影響を最小に、10ピンがとれる。

カバーボールは、コントロール重視なので、1投目で投げているボールより1ポンド軽いボールで投げるということをやっているプロもいる。

なるべく1投目と、同じ感覚で投げた方がよいから同じ重さでという意見もあるが、自分は1ポンド軽くして投げていても、別に気にならない。

カバーボールは、6,000円ぐらいで1投目のボールに比べると安いので、用意して練習することをおすすめする。

その他のコツ

セオリーどおりに投げれるようになれば、だいたいどのレーンコンディションでも投げるラインが一緒になる。

ボウリングの練習中もぐっと我慢して、1ゲーム全部、10ピンだけを狙うというような練習をして、コースとフォームを固めるとよい。

また、対策1で投げているとレーンによって曲がり方が違うことのアジャストをする必要がある。基本的には狙う位置をかえず、立ち位置で調整する。

左に曲がってしまってはずれた場合は、立ち位置を左側に移動して、10ピンがとれるところまで移動する。右に行ってしまった場合は、立ち位置を右側に移動する。

10ピンを取るラインがわかっていても、コントロールが安定しないという課題もあるかもしれない。これは、1投目と実は同じで、全般のコントロールをあげる練習が必要になる。基本的には、スペアも1投目と同じフォームになる。

コントロールをあげるコツはまた別に記載する。