ボウリングを本格的にやる上でパーフェクト(300点)は大きな目標の一つだと思う。
パーフェクトの達成のための条件や、自分の実力的にどのぐらいの確率でパーフェクトがとれるのかを自身の経験から記載する。
パーフェクト達成のために必要なこと
大きくは以下の3点だと思う。
- メンテナンスがしっかりしたレーンを使う
- 正確に投球できるフォームを確立する
- メンタルのコントロール
ストライクを安定的に続ける上では、正確なコントールだけでは不足していて、レーンのオイル状態が大きく影響する。
いろんな人が投げた後のレーンは、荒れていて、少しのボールのラインのずれで、ストライクにならない。
そのため、朝一番のレーンひきたての状態で、練習することをおすすめする。
また、正確に投球するフォームにより回転、スピードを最適化できれば、ストライク率が向上し、50%〜60%程度ぐらいまでくる。そのレベルになると、いよいよパーフェクトが見える。
スコアの目安としては270点以上が何回かでているというレベルになる。
次に必要なのは、ストライクが続いたときのメンタルの強さだったり、メンタルの影響をなるべく受けない動作のコントロール方法になる。
8回、9回とストライクが続くと、だんだん緊張してくる。緊張によって力が入ってしまい、内ミスすることや、いつも以上にボールのスピードが速くなってしまうなどが起こる。
平常心で投げるというのは、かなり難しく、10フレームの2投目、3投目は、独特の緊張感がある。そのため、自分が安定した投球を行うためのルーチンを作ったり、投球するときに意識するポイントをあえてもったりして、いつもと同じことをやって、考えて投げるということをやるとよいと思う。
パーフェクトがでる確率について
確率的な計算では、ストライク率がわかれば、計算できる。以前に、スコアの記録と分析のすすめという話を記載しているが、そこで計算してみてほしい。
投げ始めの1ゲームを除き、2〜6ゲームぐらいまでのストライク率を算出する。
投げ始めからのレーンのオイルが一番安定している付近のゲームになる。
ストライク率が50%であれば、それが12回続く確率になるので、0.5の12乗となり、0.024%となる。4096ゲームに1回の確率となる。
また、自分のスコアを分析するときに、5回連続、6回連続、7回連続・・・とそれぞれの発生数/ゲーム数を計算してみてほしい。
ストライクが続くほど、メンタル影響が大きくなるし、レーンの状態変化もあるので、確率よりも少し低い結果になっていることが多いと思う。
つまり、技術レベルでストライク率が50%以下だと、パーフェクトが出る可能性は、かなり低いと思われる。
総合して考えると、技術レベルとして、ストライク率を60%程度の状態(レーン選択、コントロールの向上)を条件に、だいたい、500〜1000ゲームに1回程度になるのではないかと思う。週末など週2回程度、計20ゲーム程度やってる人で、半年〜1年に1回程度となる。
ちなみに、自分が最初にパーフェクトを出すまでに初心者段階から費やしたゲーム数は、約4500ゲームだった。ストライク率が50%を超えている期間が1年近くあったが、279、289が最高にとどまり、パーフェクトを達成した月は、ストライク率は、60%を超えていた。