ボウリングは、投球のコントールと、ボールの回転数が安定することが上達に向けて重要な要素になることは言うまでもないことかと思う。
せっかくストライクになるラインを見つけたのに、そこに次も同じように投球できるかどうかでスコアも大きく変わってくるし、思ったようにストライクがとれると楽しさも倍増する。
本日は、ちょっとしたコツを書いてみたい。
コントールと回転数の共通すること
コントールを良くしようとすることと、ボールの回転をしっかりかけることは、実は、同じことに注意して投げればよい。
回転数は、主にリリースの話になるが、リストアクションは意識的に腕や手首の操作でやるというよりは、投球時の一連の動作の中で自然と実施されるというのが理想だと思う。
コントールについては、投球のフォームが固まっていること、体の向きが正しいこと、腕が体の中心軸をちゃんと通っていること、助走のタイミングがあっていることが、できれば、安定する。
つまり、コントールをしっかりよくする練習をすれば、自然に、回転もしっかりかかった投球ができるようになる。
注意することとしては、コントロールの方で、ちょっと右を狙うとかをするときに、腕でボールをそこに運ばないことになる。これをやってしまうと回転数がバラバラになってしまう。
コントロールをよくするちょっとしたコツ
コントロールは、基本のスイングをしっかり身につけて、体に覚え込ませるということに尽きてしまうだが、コントロールという点だけに着目すると簡単にできるコツがある。
まず、どこを狙って投げているかという話になる。通常、スパット(▲の印)をめがけて投げようと教わる。ピンめがけて投げるのではなく、レーンの真ん中より少し手間にあるスパットをめがけて投げた方がより、簡単になる。
ここまでは、一般的に言われている話であるが、今回のコツは、ボールの落下地点とスパットを結んだ線をイメージして、そのラインにそって腕を振るというものになる。
ここで注意点が、2つある。
- ボールの着床点とスパットを結んだラインで狙っているフッキングポイントまでいくようにラインを見つけること
- ボールの着床点のすぐ左横に、5歩目の左足がスライドしていること
特に、2が重要で、ボールの着床点で正しいスイングをするためには、普段と同じ投球フォームでそこにボールが落ちないといけない。つまり、これは左足のスライドが正しい位置にこないとできないということである。
体の向きや腕であわせてしまうと、安定した回転をかけることもできないし、ちょっとしたリリース時のボールを離すタイミングでコントロールの精度もでない。
1のラインは、狙ったところに投げてもストライクにならないときや、オイルがなくて、フッキングまで届かないときにアジャストすることで対応すればよい。
まとめ
ボウリングを練習していれば、スイングが安定してコントロールがよくなるかというと、ある程度はよくなるが、それだけでは十分でないという話でもある。
上記のコツは、上級者でも毎回やっていることだと思ってほしい。人によってはスパットを目印にしていない人もいるが、ボールが走っているラインは、常に気をつけているし、そのラインに乗せるために、左足のスライドの位置もちゃんとあわせようとしている。
GWでは、久しぶりにボウリングをやるという人もいると思うが、この着床点、スパットの2点を結んだ線の上にそって、投げるということを意識してもらうとコントールはだいぶ安定すると思うので、試してみてほしい。