ボウリングでまっすぐ前に投げるときは、特に何も考えず、まっすぐに助走して、まっすぐにスイングすればよい。一方で右奥にボールを出したいと思ったときに、どうするのか?という話になる。
右奥にボールを出すときの助走と体の向き
いろいろな意見があるように思うが、自分は、構えたときから右奥に体を向けて助走も3歩目からは、右側に進んで投げている。
つまり、レーンが投げたい方向と平行になっているイメージで、投げているということになる。
別の意見としては、助走はまっすぐ前に進んでいき、上半身(正確には腰)の向きで方向をあわせるという話もきく。そうした方がボールにローテーションが入りやすくなるそうである。
いろいろな意見があるが、ボールの着床点とリリースが正しければ、自分の投げやすいやり方を見つけるというのが一番大事だと思う。
助走での注意点
右斜めに助走していくと投げたい角度によって、構えたときの立ち位置から何枚右にずれてリリースするかがバラバラになる。
ボールを思ったラインに乗せるためには、ボールの着床点と、狙ったスパットを通す必要があるので、リリース時のスライドしている左足が正しい位置にくるように助走するということを考えてやる必要がある。
アジャストで、立ち位置を変えても、より角度をつけて助走した結果、立ち位置を変える前と同じ着床点になっているという状態になってしまわないように注意したい。
自分が3歩目で斜めに助走しているのは、この影響を少なくするということでもある。
体の向きの注意点
ボールのバックスイングとフォロースイングは、常に直線であるべきなので、斜めに投げる場合は、その角度にそったボールの軌道になるようにする。
3歩目でバックスイングに入って、4歩目でトップまできて、5歩目でリリースになるので、ここで角度をしっかりあわせることが重要になる。
また、リリースする際にボールにローテーションをどの程度入れるかをコントロールできるとさらによいと思う。
出し戻しでも回転軸の向きを変えることで、レーンのオイル状態にあわせたボールの曲がりを出すことができる。一般的には右奥に出すときには、サイドローテーションを入れた方がよいことが多いので、単に体を右を向けてまっすぐにリリースというよりは、ボールを持ったときに手首に角度をつけて投げる。
具体的には、人差し指が真下を向いているのではなく、やや左に向くような角度でボールをリリースしていく。
まとめ
ボウリングで斜め方向に投げるというのは、10ピンのスペアを取る時を含め、難しいと感じる事が多い。レーンの板がまっすぐなので、目と体がそれに沿って投げたくなってしまうというのも原因の一つだと思う。
また、斜めと言っても角度にしたら2度とか3度とかので、その違いは感覚的にはわからないこともある。ボールの着床点と通過するスパットを狙って投げていて、結果として角度がついていると考えた方がよい。ピンに向かって投げるだと、遠いので、手前の角度の誤差で大きくずれてしまうので難しく感じることになる。