ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

手前から転がして入射角度を出す

本日のボウリングは、とても速いと感じるレーンだった。昨日と同じオイルパターンのはずなのに日によって、オイル量の違いを結構感じる。メンテナンスマシンの調子の問題なのか、気温、湿度の問題なのかはよくわからない。

1ゲーム投げてみて、ボールがスキッドしていくので、さて、どうするかなと思っていろいろ試行してみたので、その辺の話を書いてみる。

速いレーンでの対処方法

基本的には、コアの強くてよく曲がるボールを使う。本日も3ゲームごとに3つのボールで練習していたけど、どれも⊿RGが高いボールを使ってみた。

ラインを普通にアジャストすると、結構、右(外)に立つ感じになり、ソリッド系のボールだとちょい出し、パール系のボールだと、まっすぐ目でスキッドさせて、ドライゾーンでフッキングさせるラインで投球した。

それでもちょっと走りすぎる感じがしたので、今回は、手前から転がすということを意識して投球した。

もうひとつの方法としては、ボールスピードを落とすというのがある。そうすると走り過ぎず、ドライゾーンで十分な入射角度をつけて投球することができる。一方で、ボールの勢いが落ちてしまうので、ちょっとミスでスプリットになったり、ピンアクションをあまり期待できないというデメリットがある。

手前から転がす投球

自分の普段のリリースは、少し前にあって、結果、ボールがドンっと前に落ちて回転していくような投げ方になっている。手前が少しスキッドしていくので、レーンのオイル状態が薄い場合には、そんなに影響がないのであるが、今回のように、オイルが厚いと滑りすぎて、回転が不十分で入射角度が足りないとなってしまう。つまり、10ピンタップが多くなる。

手前から転がすというのは、普段からそうするべきという話なのであるが、ボールをもっと手前でリリースして、着床から回転してレーンに噛むように投げるということになる。イメージとしては、ボールを手前で下方向にリリースする感じで、着床時に、無音に近い状態で、ボールがレーンに噛みながらスムーズに進んでいく。

今回のように速いレーンだと、スキッド中も回転が維持されていくが、手前からレーンに噛むようになるので、少しだけ曲がり始めが速くなり、ドライゾーンに入ったときに、十分な入射角度で、ポケットに入る。

ボウリングの投球のセオリーとしては、本来は、手前から転がして投げるべきで、特に高回転のボウラーは、これをしっかり意識してやっている。

一方で、自分のようなストローカーは、ボールを走らせたいという思いが強いので、着床時にスキッドさせることも許容して、手前でなるべくオイル影響を受けないように投げている人も多い。

手前から転がした結果

ボールのコアの起き上がりが少し早くなり、結果、十分な入射角度がつくので、ストライクが多くでるという状況になった。

一方で、内ミスをすると、ドライゾーンでの反応が強くなるため、裏までボールがいってしまうという失投もあった。

転がして投げているときの回転軸についても補足しておくと、普段どおりのリリースよりもやや縦回転が強いという状態にする。

速いレーンの場合は、縦回転で投げた方がスキッドしすぎるということがなくなるので、手前から転がしている場合でも縦回転が強めの方がよい。

サイドローテーションを入れて横回転にすると、スキッドしすぎても、奥で大きく曲がるという対応で、ポケットを狙える人はよいが、自分のように回転数が多くない人だと、スピードコントールに頼ることになってしまうので、転がすならば縦回転がよい。

まとめ

3つのボールで投げたが、ハイゲーム236は、パールのカバー弱め、コア強めというボールであった。フッキングポイントを外にもってこれるので、入射角度をつけることが出来たということが大きい。

ソリッドのボールでのハイゲームは226であったが、手前から転がして4thまでもってきたが、その後、内ミスでスプリットがあり、スコアは伸び悩むという結果だった。

今回、3つのボールとも結局、手前から転がすという対策が必要なレーンであった。レーンによっては、少し投げ方を工夫することで、10ピンタップを少なくすることはできると思うので、参考にしてもらえたらと思う。