ボウリングのストライクは、ジャストポケットでないと出ないわけでもなく、薄めだったり、厚めだったりでも出る。特に薄めは10番が飛びやすいので、ピンが絡んでくれさえすれば、ストライクが出やすいと感じるときもある。
今日はそんな話を書いてみたい。
薄めのストライク率は割と高い
ボウリングでストライクになる確率を、入射角度、オフセット(ヘッドピンからの距離)でグラフを書くと、ピークとなる山が2つできる。1つは、ジャストポケット、もう一つは薄め(オフセットが大きい)になる。
つまり、確率的にも入射角度が出ていれば、薄めはストライク率が高いのである。薄めでストライクになったとき、あえてジャストになるように立ち位置を変更せず、そのまま薄めを狙い続けてストライクを続けるという作戦はありである。
本日のボウリング練習でも実際、そんな投球をしていた。ポイントは、入射角度がしっかりでていることになる。
本日だと、立ち位置を外に変更すると、曲がりすぎるという状況だったので、しっかりボールも走るし、入射角度もでる状況だったので薄めを狙う作戦で、立ち位置を調整せずに投げていた。結果、ハイゲームは235、ストライク数8というゲームができた。
薄めにあうボール
入射角度を出す必要があるので、コアが強いボール、もしくは、走ってキレるボールになるかと思う。本日投げていたのは走ってキレるパールのボールになる。
薄めにあたったときに、7番へのピンの絡み方をみてて、ピンアクションが大きくでているときは、ボールに勢いが残っていて、かつ、入射角度がでている状態になるので、薄めでもイケると判断する。
逆に薄めなのに10ピンが残ったり、7番ピンが残るようなケースでは、ボールへの入射角度が足りないか、手前でボールがレーンに噛んでしまって勢いがなくなってしまっているので、そういう場合は、立ち位置を変更してアジャストする。
そういう意味では、手前が走るようなボールか、しっかりオイルを使って、回転を維持して(転がりがよく)ピンヒットできるようなボールを選択するのがよい。
薄めをねらうとき
ジャストポケットなのに10ピンタップが多いときなども、薄めをねらうことを考える。薄めの方が10ピンが倒れやすくなるので、奥のオイルが伸びてきたようなケースなどは、薄めを狙った方がストライクになるケースも多い。
ただ、薄めすぎてしまうとバケットとかややスペアが難しいピンが残ってしまう可能性もあるので、ここでダブルがどうしてもほしいとかのタイミングでやった方がいいかもしれない。
10ピンを飛ばすために、厚めに投げてスプリットになるリスクよりは、薄めの方がいいと思う。
まとめ
薄めのストライクは、ピンヒット時の音がよくなかったり、ピンの飛び方がバラバラと倒れるとかで、ラッキーストライクに見えたりもするし、気持ちいい感じは少ないが、大会とかでスコアを競っているときには、あえて狙ってやることもあるテクニックの一つだと思う。
ジャストにアジャストしても10ピンが残りやすいなと感じたときなどは、一度、試してみてほしい。