ボウリングをやってると、自分の上達にあわせて何かしらの新しい発見がある。自分で気づくときもあるし、ボウリング仲間からのアドバイスであーそうかと思うこともある。今日はそんな話を書いてみたい。
最近の発見
10ピンを連続ではずしてしまい、うーん、立ち位置が定まらないなぁと試行錯誤していた。そときに、ボウリング仲間から、10ピン取るときには、立ち位置とねらうスパットは固定した方がいいよとアドバイスをもらった。
その話を聞いて、とてもスッキリしたので、もう少し詳しく書いてみる。
ボウリングを始めたばかりの頃に、上級者の人から、その日のレーンで投げてみて、10ピンを右にはずすことが多いなら立ち位置を左に移動するとかして、基本、立ち位置を変えて調整すると教えられた。
結構、それを信じてやってきてたんだけど、よくよく考えてみると、それはおかしい。スペアボールは曲がらないので、立ち位置とスパットを固定してよいはずなのである。
レーンにオイルがないとかで曲がってしまうとか特別な理由がない限り、20枚目付近のレーン中央のオイルを使って投げているのであれば、固定してよいのである。
一方で、固定しているはずなのに、自分がそこに投げれていないから右にはずしたりしてしまっているということになる。
これは、立ち位置で調整してはだめで、スイングの軌道やリリースが狂ってるということなので、それを直さないといけない。
ボウリング仲間によると、スイングをしっかり修正しないと、1投目のボールのコントロールもおかしくなってしまって、スコアが打てなくなる原因になるとアドバイスがあった。
確かに!と思った。
この例は、発見というよりは、アドバイスで先入観が間違っていたことに気づいたという話ではあるが、上達していくと、その上達度合いによって、理解できることも増えてくる一つの例として書いてみた。
自分で気づく発見
ボウリングの投球の基本や、曲げるためのリリースなど、動画はたくさんあるが、多くは中級者ぐらいまでをターゲットとしている。アベレージ200前後になってくると自分で考えるか、プロのレッスンとかを受けて指導を受けることになると思う。
この自分で考えるということで、気づくこともある。正確には考えているだけでは気づけないので、プロの投球動画を観察したり、いくつかのアドバイスを自分なりに実施してみて、あーそうかとわかることがある。
例えば、ゲーム数が多くなってくると手前のオイルが削られてくるので、立ち位置を内側に変更してオイルを使って投げるというセオリーがある。
また別の話で、曲がりが足りないときは、右に立ち位置を移動するというのがある。
この2つの話は事象だけをみると、矛盾する話になっている。手前のオイルが削られてくると、ボールの勢いが失われ、曲がりがでない状態になるのである。
そのときに、曲がりが足りないと思って、右に立ち位置を変更しても改善はせず、ポケットにボールが入るようになったとしても、勢いが失われているのでストライクにはならないのである。
正解は左に立ち位置を移動して、かつ、同じフッキングポイントをねらうために、ねらうスパット位置も内側に変更する。
これは、ボールの起き上がり状態などを観察して判断できるレベルになって、今の状態がどうだから、どうするべきなのかがわかるという例になる。
まとめ
ボウリングに限らず、スポーツは全般に、体で覚えるコツのようなものがあり、それは、後から理屈がついて理解できる状態になると思う。
ある程度の理屈を知って、繰り返し練習することでも上達していくと思うが、いろんなことを試してみて、失敗の中から学ぶということもある。
ボウリングだと、自分次第で、ストライクや、スコアに結果が反映されてくるので、あれ、なんでだろ?と考えることとセットで行っていくことで、今まで意識できていなかったことに気づけることが多くでてくる。そうやって、いろんなことに気づいて、結果、フォームも安定し、どんなレーンでも一定のスコアが出せるようになった人がプロになっているように思う。
アマチュアでやっていても高スコアが出せた方が面白いし、その道程の中で、いろいろな発見をしていくのも楽しさの一つだと思う。このコツと発見は、プロの世界でも、師弟の関係のみで共有されているような気がする。
プロであっても自分が体得した技術を公開すると、自分の成績を脅かす存在を作ってしまう可能性もあるということかもなと思う。