ボウリングのすすめ

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安定したストライクのラインを見つける方法

ある程度、投げ込まれているレーンや、アメリカンで複数人で投げているときに、ストライクが出ないどころか安定してポケットをつくことすら難しい状態になるときがある。今日がまさにそんな日だった。自分なりの安定したストライクの探し方を書いてみたいと思う。

安定したストライクのラインの探し方

基本的には、オイル状態がどんな状態なのかを把握することが必要になる。自分のやり方としては、以下の順序でオイル状態を確認しつつラインを探している。

  1. 使っているボールの曲がり具合を考えて、ねらうスパットを固定して立ち位置をアジャストしていく。(手前にオイルがある程度あるところにボールが着床することが前提)
  2. 同じラインに投げたときに安定してボールが進んで曲がるかを確認する。
  3. 進みすぎたり、曲がり方が微妙に毎回異なっていてポケットに薄めだったり、厚めだったりブレている場合には、ねらうスパットを変える。
  4. ねらうスパットを変えて立ち位置で、ストライクのラインにアジャストできるかを確認する。アジャストしづらさを感じたら、ねらいをそのままに、あわせられそうなボールに変更にする。(薄めであれば、強いボール、厚めであれば弱いボールに変える)

ここまでのライン探しは、ボールが進む道中のオイルが安定している場合になる。途中でボールがレーンに噛んでいる状態が観察されたら、安定したラインとは言えないので、次の段階のライン探しに移る。

  1. 弱いカバーのボールに変更して、立ち位置を外に大きく(そのボールの特徴からしてポケットへの入射角度が十分にでそうなぐらい)移動して、その後、ねらうスパットを変更しつつ、ボールが安定して進むラインを探す。(手前のオイル状態から、ある程度、ボールが走ることが前提)
  2. ポケットへの入射角度をみつつ、必要に応じてサイドローテーションを入れる。

今日のボウリング練習では、ここまでやって、やっと安定したストライクのラインが見つかった。自分の中での安定したラインは、球速の少しの変化でも安定してボールが進み、ポケットに向かう曲がりが十分にでることになる。

球速の違いの他に、ねらうスパットも左右に1枚程度の幅があることが理想ではあるが、球速を特に気にしている。(十分な回転数で投げることより、常に同じ球速で投げることが難しいと感じているため)

安定したストライクのラインがないとき

上記のステップで探してみても、安定したストライクのラインがないというときもある。オイルが伸びてしまっているときや、ボールが進む道中にオイルが削れているところがある場合などである。

こういうケースだと、レーンの不安定なオイル状態の場所を避けるように投げるしかないと思う。自分の実力からして、その場所を避けようとしたときに、外に避けて、弱めのボールを使うか、内に避けて、強めのボールを使うかになる。

ただ、実力が足りず、どっちにしてもあわないということがある。そんなときは、ストライクはでずとも、スプリットになりづらいライン(つまりオイルをしっかり使ってボールの勢いだけは出す)で、投げて、スペアで凌いで、レーンが安定してくるのを待つということになる。

曲がらないと思うラインでも、カバーの強いボールでそのラインを投げていれば、そのうちオイルが削られてきて、曲がるようになってくる。

まとめ

安定したストライクのラインをいかに早く見つけられるかというのが、上級者の技術なんだと思う。これは、自分の球質と持っているボールの特性を正しく理解していることと、レーンのオイル状態を把握するスキルの2つがそろってやっとできる。

さらに、自分の球質が、幅広いライン選択ができるかどうかが、常に高スコアを出せるということでもある。つまり、正しくレーン状態を把握できても、ある程度の回転数、球速がないと、曲げたいところで曲げることができないので、結果、あわないということが起こる。

やさしいハウスコンディションでも難しいのだから、スポーツコンディションとかだと、狭いストライクのラインに正確に投げ続けるという技術も必要になってくる。女子プロは回転数が男子より少ない人が多いので、結果、コントロール(球速が一定を含む)がよい人が多いのは、こういう理由になる。