ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

10ピンカバーのアジャスト

先日、アメリカンで投げているときに、10ピンを取るラインが左右のレーンで、かなり違う状態だった。立ち位置で3枚違っていたのだけど、一般に、10ピンをカバーボールで取る場合にもアジャストが必要になる。そんな話を書いてみた。

10ピンを取るラインの基本

なるべく中央のオイルのあるところを通過するようにレーンの幅を使って投げるというのが基本になる。

1投目と同じ投球フォームで投げると、カバーボールであったとしてもレーンに噛んでしまって曲がってしまうため、オイルがあるところを使って滑らせて曲がりの影響を少なくするというのが理由になる。

プロの投球とかを見ていると、25枚目ぐらいのスパットを通過するように投げている人もいるけど、15枚目〜20枚目ぐらいのスパットを通過するように投げている人が多いと思う。

アジャストが必要な理由

レーンのオイル状態によって、中央ですらオイルが少なくなっているときがある。もしくは、オイル量が多くて、どんどんボールが流されていくということもある。

このため、最初にカバーボールで投げたときに、ボールの動きをみて、レーンの状況を見てアジャストするということになる。

頻繁にアジャストすることはまずなくて、最初の1投で状況を把握して、その後は同じラインで大丈夫という感じである。

ゲーム数が極端に多くなると、中央のオイルがどんどん削られてしまい、結果、アジャストが必要になることもあるが、通常、何十ゲームも投げないと思うので、気にしないでよいと思う。

10ピンカバーのアジャスト方法

アジャストの方法に入る前に、前提がある。それは、自分の得意なラインを持っておくこと。例えば、立ち位置30枚目から18枚目のスパットを通過させるラインで投げることが得意とかになる。

安定して10ピンを取るための出し幅が身についていることが重要で、投球によって左右にコントロールのブレがないようにしたい。

アジャストの方法としては、自分は、立ち位置を左右にすることで調整する。その際に、狙うスパットも基本的には平行移動させている。基本的には、内に入ってオイルを多く使う分には、ボールがよく進むようになるので、スパットを平行移動させていても、10ピンまでまっすぐに進むというイメージである。

立ち位置の移動は、1投目のアジャストと同じで、曲がり過ぎている場合には、内に立ち位置を変更し、流されている場合には、右に移動する。

出し幅は変えず、再現性が高い状態でなるべく投げるというアジャストを行う。

まとめ

少し前に、10ピンのカバーの精度を上げるためには、毎回立ち位置を変えてアジャストするのではなく、立ち位置、ねらうスパットを固定した方がよいという話を書いた。これは、前提で記載した安定した出し幅で10ピンが取れるようになるまでの練習方法になる。

レーンのオイル状態は、同じコンディションだとしてもレーンによって違うこともあるし、投げ込まれているかどうかでも違う。そのため、そのレーンでカバーボールがまっすぐに進むラインを決めたら、そこから変えないという方が正確かもしれない。