最近のボウリングで、立ち位置を少し外に変更して投げるように練習している。もともと少し外から投げていたのだけど、いつの間にか曲がりすぎるなと思って、中に入って投げるようになっていた。今、どうして立ち位置を外にもどそうと思ったかなどを書いてみたい。
自分の球速と回転にあった攻め方
人によって、球速も回転も違う。そうすると、それにあわせたボール選択、ライン取りもやっぱり人によって違うということになる。そのレーンに対しての正解は、自分にとっては、これというのがあるということになる。
また、自分のボウリングの投球フォームで、正確で投げやすいと思うスタイルも、実は、複数ありえて、その中で、一番、よいだろうというものを選択して基本のスタイルとするのがよいと思う。
この自分にとって正確で投げやすいスタイルが、ベストなものから２番目ぐらいのスタイルで投球してしまっていたのではないかと思って、立ち位置を外にもどして練習しはじめた経緯になる。
立ち位置の変更前と後のスタイルの違い
自分の場合に、どういうスタイルの違いなのかという点を少し書いてみたい。
立ち位置変更前
だいたい22枚前後に立ち位置を置いて、５〜１０枚目ぐらいのスパットを通すという角度の投球をしていた。
ポケットへの入射角度などをみて、立ち位置も左右で２枚前後のアジャストがある。
このときの投球フォームは、基本的は出し戻しに近い投球フォームで、フッキングポイントでしっかり曲げてポケットまで戻してくるように投げる。
それなりに曲げる必要もあり、スピードも落とし気味で、横回転も入っている形になる。
入射角度が出るので、走ってキレるボールや、コアの強いボールだとポケットに入ったときにストライクになる確率が高い。一方で、球速を落としているので、薄めやピンアクションでストライクになるようなケースは低いし、レーン状態によっては、スプリットになる確率もある程度ある。
立ち位置変更後
17枚目前後に立ち位置を置いて10枚目ぐらいのスパットを通すという角度の投球になる。ポケットへのアジャストとして立ち位置で左右２枚前後に移動しつつ、ストレート目のラインで投げる。
このときの投球フォームは基本的には、出さずに、板目に沿ってまっすぐ前に投げる。ある程度のスピードに乗ったボールで、縦回転が強めになっている。手前でボールが反応してボールが曲がってしまわないように、スピードをつけているのであるが、それでも反応する場合には、ちょい出しぐらいで２〜３枚出すように投げるが、投げ方は変えない。
この投球スタイルは、パール系のボールで手前を走らせつつ、ドライゾーンでフッキングさせるので、ハウスコンディションでは、コアの弱いボールの方が相性がよい。スピードが入っているので、ピンアクションも大きい。奥が伸びてきた場合は、立ち位置ごと平行移動してアジャストするが、曲がりが足りずに10ピンタップも多くなってしまうことがある。
スタイルを元に戻そうと思った理由
冒頭に記載したとおり、自分の標準のスタイルは、自分の球速、回転にあっていて、かつ、正確にコントロールできるフォームがよいと思う。
立ち位置の変更前も後も、しっかりアジャストすれば、ストライクは多くでる。実際に、どちらのフォームでもアベレージで２００はクリアしていた。
また、自分がかっこいいなぁと思っている投げ方はどっちなんなだろうと考えたときに、出して戻すというスタイルに憧れがあったような気もする。回転があれば、そういうスタイルができるわけであるが、自分はそれほどの回転もないので、結果、スピードを落とすことや、横回転を入れることでなんとなく出し戻しをしていたように思う。
一方で冷静に自分の投球フォームを見たときに、一番スムーズに投げることができるのは、変更後のスタイルになる。余計な力も入らず、コントロールの精度も一番高いし、自分の球速と回転を考えると一番、ストライク率が高くなる投げ方に思う。
まとめ
この話を書こうと思ったのは、意識的に、スタイルを変えてきたわけではないという点があり、ボウリングは投げている内に知らずしらず、スタイルが変わってしまうということがある。そういうときに、上手になったからスタイルが変わったとかではなく、状況からなんとなく変わってしまったことに気づくことが必要なのではないかと思ったためである。
例えば、プロのレッスンを受けたとしても、今のスタイルでの改善点は教えてくれるが、そもそもスタイルを変えるような指導は少ないと思う。自分の場合、遅いレーンや、よく曲がるボールを投げていてストライクがでるラインを探っていたら、中から外に出し戻しがよいとなり、そうやってしばらく投げていたら、いつの間にか、中から外に出し戻しするスタイルが標準になってしまったように感じる。
複数の投球フォームで投げ分けられる技術はあった方がいいが、自分が一番、得意なスタイルに標準を置いて磨いていく方がさらに上達して安定したスコアを打てるようになるのではないだろうか。
