ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

ボウリングでストライクを出すコツ

最近、ストライク率が低迷しており、自分の復習も兼ねて、ストライクを出すコツを書いてみたいと思う。

ストライクになる条件

理想的と言われるストライクだと、主に以下の条件になる。

  • 入射角度が3〜6度でポケットにヒットさせる
  • ボールがロールしている状態でピンヒットさせる

主に、この2つの条件であって、球速やボールの重さは、確率をあげるための要素になる。

一つ目は、ある程度の回転数が必要になる。だからと言って、右奥に出して戻すような高回転ボウラーでないと理想的にならないかというとそんなこともなく、まっすぐに投げてもポケットヒット時に、クイッと曲がってキレるようなボールを投球することで理想的な入射角度になる。

2つ目の条件がややわかりづらいと思うので、詳細に説明する。

ボールは投げてからピンに当たるまで、以下の4段階の動きの変化がある。

  1. スキッド
  2. フック
  3. ロール
  4. ロールアウト

1は、オイルの上をボールが滑って前進している状態。2はボールがドライゾーン(オイルのないところ)に入って、回転によってボールがレーンに噛んで曲がっている状態。3はボールの回転軸が立ったままピンに向かって前進している状態。4はボールの回転軸が完全に寝ている状態で縦回転になっている状態になる。

ボールの威力は3の状態でピンにあたるのが必要で、この状態でポケットにボールが入ると、ボールはピンにあたっても跳ね返らずに、まだ前進しようとして5番ピンを倒す。

一方で、4の状態でポケットに入ってもボールの威力がなく、ピンに跳ね返ってしまいストライクになる確率はぐんと下がってしまう。

ストライクを出すコツ

ストライクになる理屈にあうようなラインで、適切なボールを選択して投げるということになる。

逆説的に言うと、このボールだと、ここからこの角度に投げるといつもストライクになるとかではないということになる。または、この間、この辺からあの辺に向かって投げたらストライクがいっぱい出たのに、今日はでないということも普通にありえるということでもある。

ただ、1つ例外があって、朝イチとかでレーンメンテナンスしたばかりのレーンで、オイルパターンが一緒という条件で投げている場合、このボールで、ここからこの角度で投げてストライクになるというのが当てはまること多い。

じゃあ、ストライクになる条件ごとに、どのように投げたらストライクが出せるのかという話を書いてみたい。

基本的には、2つ目に書いた条件を満たすように投げることになる。ボールがロールしている状態でポケットヒットさせるということになる。

ロールしている状態は、ボールの回転エネルギーが残っていてピンにヒットすることになるので、ある程度の回転がかかっていれば、入射角度が必然的に生まれるためである。

ロールしている状態でピンヒットさせるにはどうしたらいいかというと、以下の2点に気をつけて投げるということになる。

  1. オイルのあるところをボールを走らせる
  2. ドライゾーンにどこでどの角度で出すかを自分の球速、回転にあわせて調整する

1については、レーンのオイルパターンを見た時に、オイルの厚いところと薄いとこのキワを投げるということでも大丈夫で、必ずしもオイル量を多いところを投げるという意味ではない。気をつけるべき点は、多くのゲームを投げられた(もしくは自分がたくさん投げた)レーンの手前はボールによってオイルが剥ぎ取られてしまっているので、その状態を見極めることになる。手前にオイルがないと十分なスキッドがなく、パワーロスしてしまうので、奥でのボールの曲がりが十分でているかなど、チェックして立ち位置を内側に変更して投げる必要がでてくる。

そして、一番重要なのは2の方で、オイルは基本的には凸型にひかれているので、手前で外に出してドライゾーンにボールを入れるか、ぎりぎりまで中央奥までボールを走らせてドライゾーン入れるかで、何通りかの攻め方がある。

手前のオイル状態と、どこでドライゾーンに出すかを探って、自分の回転数でポケットまで曲がって到達できるフッキングポイントを見つけてあげる必要がある。

あまり手前でドライゾーンに出すと、ボールがピンにあたるまでの距離と時間が長いために、ボールが、ロールアウトして(ボールの回転エネルギーがゼロになって)しまうので、フックしてからのボールの動きや、ピンにボールがあたった後のボールの動きをみて、ちょうどよいラインを見つける必要がある。

まとめ

この理想的なラインを見つけるのは大変そうに思うかもだけど、経験を積んでくると、このボールだとこういう特徴だから、このレーンの状態だったら、この辺のはずという当たりがついてくる。

そうすると、1ゲームも投げていればストライクのラインは見えてくる。または、ポケットに入っているがストライク率が低い場合、ボールを変える必要があることも多い。ラインで調整したり、球速で調整したりすることもあるが、自分が投げやすいフォームで投げたときに、このレーンの状態だったら、あのボールだなというのもなんとなくわかってくる。

そういう場合、よりレーンの状態にあっているボールに変えた方が、ストライク数も多く出せると思う。

それと、ボールが劣化している(オイルをたくさん吸収して曲がりが弱い)場合、ここでのコツをやろうとしても、物理的に無理という状態のこともあるので、その点も注意になる。

ボールは適切にメンテナンスして、劣化したら新しいボールを購入することも必要ということである。