ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

助走の練習して回転数をアップ

本日のボウリング練習では、助走の練習をしてきた。助走といっても、スイングのリズムと同期を取りつつ、足運びがあるので、全体でみると、スイングを含めての練習になる。

助走についてはこれまでも何度も練習してきているのだけど、自然体で無意識に投げているとおろそかになってしまう部分があり、その点の再確認のための練習になる。

本日の助走の練習テーマ

本日のテーマは、5歩目のスライドをしっかりするという点と、その際の右足のはらい方の練習になる。

具体的には、最後のスライドで前に体重移動させつつ、しっかりスライドして止めるという動作になり、この際に重要なのは4歩目になる。4歩目で膝を曲げて体重を下方向にためて、ぐいっと重心を左足に乗せて、スライドする。4歩目は、蹴り足と言われるが、実際にはまったく蹴ってはおらず、体重をためて左足を踏み込ませているだけになる。

その後、右足は左側にはらわれていくのだけど、このときに、えいっとはらうのではなく、踏み込んだ位置につま先を残しつつ、太ももを左ももに寄せるようなイメージで、はらう。そうすると、右足がぴょんっと跳ね上がることはなく、体重が左足に乗った状態のまま、体幹がブレることなく、静止することができる。

練習結果

頭でイメージしながら、体を動かすことになるので、何回かに1回は、今のよかったなという感じになる。それを繰り返しやることで、体に覚えてもらうというプロセスが必要になる。

この練習は過去にもやっていたのだけど、今回、意識的にやってみると、時間経過とともに、意識が薄くなり、やれてなかったなと思った。

実際にしっかりと意識して、投球すると、何が変わるかというと、以下の3点改善される。

  • 球速の安定(球速も増す)
  • 回転数の増加
  • コントロールの精度向上

いいことばかりである。

結果、2個のボールで10ゲーム練習してきて、アベレージでも200アップできたし、しっかり助走できたと思った投球は、いい入射角度で理想的なストライクも取れた。すべての投球で助走がしっかりできたわけではないので、ストライク率は、48%であったが、上出来だと思う。

回転数がアップする理由

助走の練習をしているのに、なぜに回転数が増加するのかはやや不思議かもしれない。自分もたぶん、こういう理由ということしか言えないのだけど、実際に投げたボールの動きを見ていると、しっかり曲がっているので、回転数は増加している。

理由としては、助走でスライドをしっかりすることにより、フォロースルーのストロークを長くすることができるため、結果、手のひらでボールを押している時間が長くなるためになる。ボールの回転は、手のひらからボールがこぼれ落ちるときに、フィンガーにかかって回転がかかる。そのときにボールに対して手のひらのホールド時間が長いほど、強い回転がかかる。これはカップリストを作ると回転が多くかかる理由と同じになる。

フィンガーに指をひっかきあげるように投げた方が回転がかかると思いがちであるが、実は、逆で、フィンガーにひっかけるアクションだと、点でボールをリリースしているので、回転も弱く、コントロールも悪い。線でボールをリリースすることがコツになる。

まとめ

助走の練習は、ときどき、思い出したようにやってはいるのだけど、自然体で投げていると、つい、悪い状態に戻ってしまうので、定着化が難しいなと思う。

また、助走は、1歩目の始動から、最後のスライドまで一定の速度とテンポで実施することになるので、そのテンポをしっかり覚えるということも重要に思う。今回は、テンポよりは、スライドに重心を乗せることと、右足のはらい方を練習しているので、今後、テンポもしっかりあわせることで、もっと球速もあがるのではないかと思う。