ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

ロールアウトを見極める

ボウリングをやっていて、手前のオイルが削られているのか、奥のオイルが伸びているのか、よくわからないというときがある。どっちにしてもスプリットが出やすい状況になってしまうのだけど、手前のオイルが削られてしまっているときの話を書いてみたいと思う。

この話は、Youtubeで小林侍こと小林プロの動画で解説していたのを見て、ロールアウトが原因でスプリットになってることが自分も多いのかもしれないと思ったという経緯になる。

手前のオイルが削られてしまってるとき

ストライクがいい感じに出ていたと思ったら、その後、同じラインで投げているとなんか、ボールの曲がりがゆるくなってきたと感じるときがある。

このときが、手前のオイルが削れているか、もしくは、奥のオイルが伸びているかのどっちかになる。

どちらかを見極めるのは、ボールの動きだけ見ていてもなかなか判断することが難しいと感じている。基本的には、ボールが手前から起き上がってきていたら、オイルが削れているのであるが、ボールの表面の配色とか、わかりやすいボールであったとしてもなかなか見極めは難しい。

ここで、手前のオイルが削れているとすると、選択肢は割と簡単で、立ち位置を2枚ほど内にして、さらに、ねらうスパットも1枚内にして、オイルのあるところをスキッドさせていくという対処になる。これでボールがしっかり反応してくれれば、手前のオイルが削れていることが確定になる。

手前のオイルが削れているとスプリットになる理由

曲がりが弱いので、ポケットに薄く入るということもあるのだけど、一番の理由は、ボールに勢いがないことによる。勢いがあれば、薄くても食い込んで10ピンが飛ぶことが多い。

オイルのない(もしくは少ない)ところをボールが回転しながら通過するときに、どんどんレーンに噛んでしまい、ボールのパワーロスが起こって、ドライゾーンで曲がる力が残っていないために、力のないボールになってしまうとスプリットになる。

この状態を、ロールアウトという。ロールアウト自体は、ボールの回転軸の動きで説明される。

投球したボールは、スキッド、フック、ロールという状態変化がある。最後のロールのときに、回転軸としては、横方向の向き(アクシスローテーション)と、縦方向の向き(アクシスチルト)がある。ここで、フックでアクシスローテーションがピン方向にまっすぐに転がる向きになり、アクシスチルトが維持された状態でピンヒットするのが理想とされる。

このアクシスチルトが0度になってしまっている状態が、ロールアウトの状態で、食い込み力がゼロの状態になる。この状態でポケットヒットしてもスプリットになる確率が高い。

ロールアウトを見極める方法

これがとても難しい。わかりやすいロールアウトもあるのだけど、ボールの動きだけを見て判断しずらいときの方が多い。

自分の中で思うことは、ピンアクションが出ているかという点で判断するのが一番よいのかな?ということになる。曲がりがゆるくなってきたかもと思っても、ピンアクションが出ている限りは、ロールアウトしている可能性は低い。

また、使っているボールのカバーの強さによっても感じ方やピンアクションが違うので、そこも難しいと感じる。強いカバーのボールだと、オイルが薄いところを通すと、ロールアウトぎみになる可能性が高いが、同じラインでもカバーが弱ければ、なんとか持ちこたえてストライクということもある。

そして、さらに難しいのが、手前ではなく道中でレーンに捕まっている状態になる。これも回転数が多い人は、そこでボールが反応しているのが、見えるので、よいのだけど、自分のように、中途半端な回転数のボウラーだと、ボールが反応しているようには見えないが、実はレーンに噛んでパワーロスしているということが起こる。

ボールの動きだけで判断が難しいので、ピンアクションや、ローリングトラックに付着しているオイル量を見て想像するという感じになる。

まとめ

小林侍こと小林プロのYoutubeは、ボウリングをはじめた頃から見ていて、とても参考になると感じている。今回、2−10のスプリットが出る理由と対処というような内容であったが、動画で見ても、ロールアウトしてるとは、やっぱりわからない。

カバーの弱いボールで投球するとしっかり曲がることを実際に投げて説明をしていたのだけど、なるほど、自分がスプリットになるパターンは、このパターンが多いのかもしれないと思った。

最近は外のラインを使うことを意識したボウリングをしているので、外はそもそもオイルが薄いので、削れるのも早く、ボールの動き的には、あまり見えてきてないけど、実はロールアウトしているのではないかということになる。

ちょっと、次回の練習のときは、意識して投げてみようと思う。