ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

ボウリングのボールの投げ方の個性

今週末に向けてアイキョーホームプレゼンツ プロボウリングトーナメントの予選が開催されている。Live中継でプロの投球を見ていると、いろんな個性があるなと思う。何がいいとか悪いとかは、一概には言えないけど、いろんな大会で上位にいてシード権をとっているプロの投げ方が安定して高いスコアが出せるという関係もあるように思う。

ボールの投げ方の微妙な違い

クランカー、ストローカーのように大きく異なるタイプもあるけど、ストローカーに限ってみていても、違いが出ていると思う。(逆にクランカーは割りと似ている印象)

投げ方が違っていても、リリースされたボールの動き方が理想的になっていて、コントロールの精度もよければよいというのが一般的な意見だと思う。

また、結果、スコアが打てればいいという割り切りもあるかもしれないが、ある条件のレーンで打てても、コンディションの変化で対応できないと大会では、上位になれないので、いろいろなレーンに対応できる投げ方がよりよいということになると思う。

見ていると、助走の段階からゆっくり歩いていて、ビュッと投げる人とか、助走でも後半からスピードに乗って、スムーズな体重移動で投げる人がいる。

またリリースの瞬間にリストアクションを多めにしている人や、少しボールを投げ落としていたりとか、自分のメインになっている投球スタイルがあって、その上で、レーンによって少し変えているようにも見える。

ボール選択もいろいろ

レーンコンディションによってボールを使い分けているのだけど、最近のプロの大会では、ウレタンのボールを投げている人が多い印象がある。

ストライクにするためのピンアクションという点では、リアクティブの方が上というのが、一般的な評価になる。一方で、ウレタンのボールは、曲がり方が弱い分、コントロール性が高いので、安定してポケットがつけるというメリットがある。そしてウレタンのボールもどんどん進化しているので、最近ではリアクティブに劣らないピンアクションになってきているボールもある。

そのため難しいレーンコンディションではウレタンのボールを使う人が多くなってきた。今回のレーンコンディションは、41フィートの長さであることと、外が戻ってくるようなオイルパターンなので、リアクティブで攻めているプロも多い。

自分の投球のスタイルと個性にあったボールを選択して、レーンに合わせられれば、高スコアが出せるという状態だと思う。

リアクティブのボールは、オイルがなくなってくると、反応が激しく、抜けたり、刺さったりとリスクもあるが、高スコアを出そうとすると、使いたいという心理とのせめぎあいもあると思う。

まとめ

自分の投球の個性を考えたときに、投げやすいと感じているのは、やや投げおとし気味だったのだけど、手前からしっかり転がすスタイルに変更しようと思っている。

レーンの変化が読みやすくなるのと、安定したスキッドと、ドライゾーンでの反応をよくする上では、その方がいいなと感じているためである。

ハウスコンディションで投げている分には、個性が強くても、回転数やスピードで高スコアを出せる可能性があるけど、運に頼ったスタイルよりは、自分で状況を理解して対応できるような投球スタイルの方がいいなと思ったということでもある。

プロの大会とはレベルの違う話ではあるが、プロの世界でも、上位にいけるかどうかは、実は、この個性の部分が影響しているのではないかと思う。