ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

ストライクになるようにボールの曲がりを調整する

ポケットにボールが入っているけど、10ピンが残るというときに、ボールの曲がり方を変えて、ジャストポケットに調整するという技術がある。そんな話を書いてみたい。

10ピンを飛すにはどうしたらいいか

ケースによると思うのだけど、よく遭遇するのがややボールの曲りがあまくなってきて、薄めにポケットヒットしている状況になる。

この薄めという状態も前後で見ると、バリエーションがあって、ちょっと奥までボールが進んで1番ピンに横から入っているようなケースで10ピンが残ることが多い。

つまり、この場合の対策としては、ボールの曲がりだしを少し手前にして、1番ピンに進みすぎずに斜めに進入するようにできればよいとなる。

ボールの曲がり方の調整方法

ボールはスキッド、フック、ロールという3段階のフェーズで動きが変わってくる。このフックの位置を手前にしたいので、スキッドを短くして、早めにコアを起き上がらせることができればよい。

4つぐらいのやり方がある。

1.スキッドの距離を長くする

フッキングポイントまでボールがでていく距離を長くすると、結果的に、スキッドの距離はほぼ一定なので、フックが手前になる。

具体的には、少しレーンの幅を使って、フッキングポイントまでボールを出していく。多くの場合、それは内に入っていくことになるので、サイドローテーションを入れて大きく曲がるようにフッキングポイントまでボールを出す。

2.縦回転を強くして投げる

これは、フッキングポイント付近でオイルがやや伸びている場合に有効で、縦回転を強くすることでレーンに噛むボールの半径を多くとることになるので、結果、レーンに強く噛んで曲がり出してくる。

3.球速をやや落として投げる

これは1と併用することが多いのだけど、回転数は変えずに球速を落とすと、レーンに噛んでから大きく曲がる。

4.低慣性のコアのボールに変更する

低慣性のボールは、手前から転がりはじめるという特性になる。そのため、スキッドの距離を短くすることができる。

7番ピンが残る場合の対応

厚めのポケットで、7番や4番ピンが残っている場合には、手前で1番ピンに当たってしまっているので、10ピンを飛ばすことと逆のことをやればよい。ボールを少し進ませてポケットヒットさせる。

また、10ピンが残ることが多いがときどき7番が残るというようなストライクの幅が狭いときもある。

そんなときは、無理にジャストポケットにあわせず、10ピンを確実に飛ばすように、ボールの曲り出しを手前にしつつ、1番ピンに薄く(この場合は、横方向に薄く)あてるようにアジャストする。

薄めでも7番ピンが残ってしまうこともあるのだけど、ボールに勢いがあれば、横から薙ぎ倒してくることが多く、厚めのスプリットになるよりは、この方がトータルでのスコアは安定する。

まとめ

アジャストの基本は立ち位置の調整になるのだけど、それだけだと、オイルをしっかり使ったときに、ストライクになるラインの幅が狭いときに高スコアを出せない。

そんなときに対応する次の手が、このボールの曲がり方を調整して、ストライクをもってくるという方法になる。自分は、投げ方で調整もできない場合には、ボールチェンジで対応するという方法をとることが多いが、先にボールを変えてしまうという方が、安定した投球フォームで投げられるので、いいのかもしれない。