ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

サムホールのフィッティングの工夫

少し前にサムソリッドを削りすぎてしまったボールの調整をしていることを書いたことがある。先日、ふと思いついて、試してみたことがあって、その調整をしたボールを本日の練習で投げてきた。なかなかよいフィーリングになったので、そんな話を書いてみたい。

サムホールのフィッティングで工夫したこと

もともと、やや削りすぎてしまったのは、親指の内側にあたる部分になる。普段、親指の抜けをよくする目的で、ベベルを取りつつ、少し奥から手前に向けて傾斜をつけるように削っている。それを削りすぎてしまったボールになる。

前回までの調整で、この手前の傾斜をなくすために、インサートテープを1/3ぐらいの長さでカットしたものを用意して、手前側だけに重ねて貼って、その後、1枚を普通の長さではって、段差部分を感じないように調整するというのをやった。

この調整をしても、まだしっくりきてないところがあって、それは、親指をキツめに調整しないと、まだボールが落ちやすく感じる点だった。仕方がないので、背中側のインサートテープを重ね貼りして、キツめにしていたのだけど、これだと親指の背中側にインサートテップの端あたって痛くなってしまうという問題があった。

今回、思いついたのが、1インチの幅のインサートテープを使うという方法になる。普段使っているインサートテープは、3/4インチのものになるのだけど、これを4、5枚重ねると、そこだけが盛り上がる形になってしまい、端の部分が立ってきて、親指に擦れてしまう状況になっていた。

そこで、最初の3枚ぐらいを1インチのインサートテープして、その上に2枚程度を3/4インチにすることで段差をあまり感じなくでき、親指に擦れて痛いということがなくなった。

さらに、根本が1インチの幅があるので、親指の背中側をくるむ形状になり、親指の側面に近いところのフィット感も増して、さらによいフィーリングになった。

フィッティングしたボールでの練習結果

5ゲームを投げて、200アップ3回、ハイゲーム246で、ストライク率も60%を超えていた。もともとお気に入りのボールだったこともあり、普通に投げれるようになって、よかった。

サムホールのフィッティングがちゃんとできた結果、落ちないように握ってしまうこともないし、バックスイングも安心して脱力して振り上げることができる。その結果、リリースが安定するので、回転方向もコントロールしやすくなり、高ストライク率に繋がったと思う。

まとめ

サムホールのフィッティングは、ボールごとに側面の削り方に差がでてしまうので、インサートテープの枚数も、微妙に違ってしまうのだけど、1インチのインサートテープを活用することで、側面の削り方にやや差があっても吸収できそうだなと思った。

また、親指側のテーピングで調整する方法もあるような気もするが、この辺りは好みの問題のようにも思う。リーグで投げている上級者をみていても、親指にぐるぐる巻きにテーピングしている人もいるし、重ね貼りしている人もいる。

自分は、親指には、1枚のカットタイプを貼っているだけなのだけど、この種類もいろいろ試して、今は割とすべりのよいものにしている。インサートテープでややキツめにしつつ、親指側をすべりのよいものにして、ちょうどよいという状態になる。

この辺は、投球フォームによったりリリースのやり方で、好みが変わってくると思うのだけど、ゆるすぎてもキツすぎてもいけないので、思考錯誤して見つけるしかないかなと思う。