ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

ボウリングの解説について思うこと

ボウリングの大会のTVやYoutubeのLive中継をみていて思うことがある。それは、投球ごとにプロがどのように考えて、対応しているのかを解説してくれないかなということになる。

ボウリングは見ているだけだと、その難しさや、工夫点(テクニック)がほとんどわからないと思う。その場で見ていれば、気づけることもあるが、実際には、投げている人しかわかっていないことも多い。なんとか、そんな解説つきのLive中継をやってもらえないかなと思う。

ボウリングで解説してほしいこと

1つ目は、使っているボールの名前、それと特徴を解説してほしいと思う。TVではボールの説明をしていることがほぼない。きっと、特定のブランドの宣伝になってしまうということなんだと思うけど、「紫のボールに変えましたね」とかを聞くと、色の問題ではないとツッコミたくなる。

レーンのオイル状況を考えて、それにあわせた特性のボールを選択しているはずで、それがどういう特性だからこういうラインから攻めることを考えているという解説がほしい。

2つ目は、立ち位置やラインの変更をしたかどうか、そうした理由になる。YoutubeのLive中継でも立ち位置を1枚内に寄ったとかは、ほぼ判別がつかない。ガター付近までインサイドに寄っているかはわかるが、レーンの変化をどう読んで、その結果、立ち位置をどのように調整したのかを1投ごとに解説してほしい。

3つ目は、回転軸の変更や、球速を変更した場合の解説になる。これも球速表示などが出ていないことがほとんどで、1投前と比較して、どのように変えたのか、なぜ、そうしたのかなどを解説してほしい。

2つ目と3つ目は、PBAなどでは、1投前のラインと次のラインを重ねてみせる画面を出して、そこに回転数や球速も比較する工夫がある。専用の設備がないとできないことではあるが、どこかの大会だけでもやるとかした方が、ボウリングの難しさや面白さが伝わると思う。

ボウリングの上達するかどうかは解説次第

ボウリングのレッスンや、本で勉強しても、フォームと基本的な理論は学べると思うが、上級者になるためには、オイル状況を読んで、それにアジャストする(ボール選択、ライン選択)技術が必要になる。

これは、自分で投げてみて、体感して身につけていこうとすると、とても時間がかかる。もしかすると、ずっと気づかないかもしれない。

プロになるような選手は、ある程度、付きっきりでプロが教えていたりする。師弟関係で、自分の経験と知識を、投球ごとに伝えている。

このノウハウや技術がプロによって差があるので、単に身体的能力だけでなく、上位にいるプロは、いつも強いと思う。

まとめ

ボウリングのスポーツとしての面白さは、オイル状態の変化をいかに読んで、それにあわせられるかという技術の獲得にあると思う。この技術も、体を使う技術と、頭を使う技術があって、その辺を投球ごとに解説してくれると、もっと、面白さが伝わると思う。

残りピンで、こういう状況だからこのピンが残ったとか、10ピンが残ったあとに、残り方からみて、どのようにアジャストしたらよいかなどを解説してくれたら、いいのになと思う。

実際のプロの大会で、こういう説明を時間をかけて実施することは難しいと思うけど、ITの力をもっと使えば、測定して見える化はできるはずで、Live中継とかで解説者目線でもいいから、そういう解説をやってほしいと思う。