ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

ボウリングの立ち位置の調整

ボウリングでストライクになるラインを見つけるときや、レーン変化に対応するときに、立ち位置の調整を行う。この板目の幅は、27mmしかない。自分の毎回の投球精度がこの幅に入っているのかも疑問だけど、立ち位置の調整は、結構、影響がある。そんな話を書いてみたい。

立ち位置の調整で影響すること

基本的には、投球する際にボールを板目に沿ってまっすぐ出すか、やや右に出して投げることがほとんどかと思う。セオリー的には、アジャストするときには、フッキングポイントは変えないので、立ち位置を内に変更すると、やや外に向けて投げることが多い。

そうすると、必然的に、ボールがフッキングポイントに近づいてくるにつれ、1枚、立ち位置を内に寄ったとしてもどこかで、寄る前と同じラインに重なってくる。

それでも1枚だけ内に寄る意味がある。

これはボールの着床点にオイルがあるかどうかで、ボールの動き方がまったく違ってくるためになる。

着床するときは、どうしてもボールが少しだけレーンに噛む。ドスンっと落とした場合には、より顕著にそこでオイルを削る。また、着床時にほぼ無音で回転しながら投球できる人もいるが、多くは、それでも手前は一番エネルギーが高い状態でボールが回転しているし、前に押し出す力も強いので、オイルを削っていく。

そのため、手前にオイルがないと、そこでボールのエネルギーロスが多くなり、スキッドが不十分になったり、バックエンドの曲りが弱くなってしまう。

つまり、ボールが進んでいる道中をみると、前に投げていたラインに重なったとしても、ボールの着床点から少しだけでもオイルが使えれば、それだけで意味があるということになる。

立ち位置の調整で注意したいこと

1つは、斜めに歩かないということになる。せっかく立ち位置を変ても、斜めに助走していたら立ち位置を変更する前と、最終のステップが同じだったということになりかねない。助走は、基本的にはまっすぐ前に進むようにする。やや斜行するのはよいとして、いつも同じ板目だけ斜行するようになっているかを意識した方がよい。

2つ目は、基本的に内に寄る調整のみでアジャストした方がよい。例外もあって、手前にオイルがある中で、キャリーダウンが発生したようなケースだと外に立ち位置を調整することもあるが、それ以外は、内に寄る調整になる。(ボールチェンジしてない場合)

内に寄って、ボールの曲りが足りず、薄めになると、外に戻りたくなるが、外にもどっても手前にオイルがなければ、もっと悪い結果になる。

球速を落として曲りを出すか、フッキングポイントも内に少し寄せるなどして、ラインで調整した方がよい。

まとめ

1枚内に寄って投げるとか、所詮27mmではあるが、着床点にオイルがあるかどうかだという話で捉えると、意味があるという話になる。通常、助走が安定していれば、ボールの着床点は、立ち位置を変えた分、左になるので、その後のボールの軌道がやや幅があったとしても、ストライク率にはさほど影響しない。

手前が削られていなくて、1枚内に寄って投げたらストライクにならないかというと、スピードコントロールをすればストライクになると思う。自分が一番投げやすい球速で投げるためのジャストの立ち位置を最初に見つけ、その後のレーン変化では内に寄りつつ、同じ球速でストライクになることもあれば、やや球速を落としたり、ローテーションを入れてストライクを続けるというのが、複数ゲームでの高スコアを出すコツになる。

内に寄っても同じ球速でストライクが出ることがあるのは、道中で前に投げていたラインに重なり、そこでややボールがレーンに噛んで球速が落ちているためだと思う。この辺は、回転数や、球速によっても違ってくるので、一概には言えないが、高回転の人は、内に寄っていっても投球フォームはあまり変えずに投げられる幅が多いように思う。