ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

クイーンズオープン プリンスカップを見てみた

女子プロの大会になるのだけど、2023年の大会は、女子プロの投球の変化の年なのかもしれないと思う内容だった。大会の見どころや、どの辺が変化の年なのかというのを書いてみたい。

大会の見どころ

決勝トーナメントの準決勝が個人的には一番、面白かった。準決勝が4人で戦い、上位2名が決勝に進出するというルールなのだけど、4人の投球方法の違いが結果にかなり影響していると思った。

2人が内から絞って投げるスタイルで、もう2人が外から真っ直ぐ目に投げるというスタイルになる。女子プロボウラーは、ローダウンで強く曲げるタイプの人は少なく、ストローカータイプであるものの、回転数が多く、内から攻めることができるタイプの人が増えてきている。

大会中の解説でも言っていたのだけど、外目から投げているプロも回転数を増やす練習などをして、フォーム改造に取り組んでいる人も多そうだった。

今回の準決勝では、結果としては、内から絞って投げているプロが安定してスコアを出して、決勝に進出した。

投球スタイルによって、どこが難しくなるのかが変わるのだけど、それをこの準決勝で確認できるので、参考にしてほしいなと思う。

変化の年

女子プロの大会を見ていると、若手の活躍が目立つようになってきた。そして、若手のプロの特徴が、強い回転をかけたボールを投げることができるということになる。

時代の変化で、投球フォームの最先端が変わってきていて、最近のボウリングでは、回転数と球速があるボウラーが強いということが結果としてわかってきている。そういう時代にジュニア時代から高回転を意識した練習をしてきた人が、より勝ちに近い状態になっているということだと思う。

コントロールと、レーン変化の予測とボール選択だけでは、勝てない壁がそこにはあるということだと思う。そこで、ベテランのプロボウラーもフォーム改造をしてより強い回転をかけることにシフトしてきている。

そういうフォーム変更をした結果、優勝したベテランのプロもいて、やっぱりそれが正解だったのかという確認ができた年でもあったと思う。

まとめ

回転数を増やすことは、簡単なフォーム変更ではないと思う。また、これまで培ってきたコントロール力や、いろんなテクニックも、フォームを変更したら、調整が大変なところもあると思う。

プロの世界だと、時代の変化にあわせて、フォームも見直していかないと上位に残ることが難しいからだとは思うけど、それをやると思う意識の高さもすごいなと思う。

一般のアマチュアボウラーでも両手投げや、ローダウンを練習している人をそれなりに見かけるけど、怪我をしないように、プロのレッスンを受けるとか、気をつけてほしいなと思う。

自分も回転数は少し増やしたいけど、それよりも前に球速を上げたいので、順番に練習していこうと思う。