ボウリングの練習を日々やっていると、前にできていたことが、ある日、できなくなるということが起こる。そんなときに、初心に帰って練習を続け、あーそうだったと思い出すようなことも多い。そんな最近の中で、コントロールの精度がとても悪くなっていて、それを修正していて気づいたことを書いてみたい。
スイングのタイミングが重要
コントロールを決めている一番の要素は、投げたい方向に、まっすぐにスイングラインがあるかということになるかと思う。一番、よくあるスイングの問題点は、ドアスイングと言われる体を中心として、孤を描くようなスイングラインがある。脇があいていると、発生してしまうスイングラインで、それ以外にもバックスイングがまっすぐに投げたい方向の反対に向いているかなど、チェックポイントがある。
上記の要素ができていても、コントロールがよくないことが起こる場合、次はリリースのタイミングのブレなのではないかと思う。リリースが早かったり遅かったり、投球によってばらつきがあると、ボールの着床点が変わってしまい、狙った方向に出ているようで、実は、毎回、微妙にラインが違うということが起こる。
このリリースのタイミングを一定にするには、助走速度とテンポをスイングにしっかりあわせられているかという部分が大きいと感じる。このタイミングは、基本的には手の平でボールの重さを常に感じるように、助走していく感じで、助走の速度をスイングを中心としてあわせていく。
このタイミングを常に一定にできると、リリースが安定し、かつ球速も安定するので、コントロールのよい投球ができるようになる。
コントロールの練習方法
1投目のボールで投げているラインは、オイル状態によって幅が狭かったり、広かったりして、自分が投げやすいと感じる角度とは限らない。そのため、練習としては、常に同じ角度で取れるであろう10ピンカバーの練習がよいのではないかと思う。
立ち位置を固定して、対角線上に、投げて10ピンを取るというのは、オイル状態にあまり左右されない。10ピンが残ったときに、助走とスイングのタイミングを意識して、狙ったところに毎回投げられているかをチェックするという意識で、練習をするだけでもよいと思う。
10ピンカバーが苦手という人は割と多く、自分もその一人ではあるのだけど、10ピンを少なくとも90%以上の精度で取れないと、1投目で同じラインに9回以上投げられないということなので、多くの連続ストライクも取れないということとも繋がる。
まとめ
その他、コントロールが試されるなと思うのは、3−6−10のスペアなどがある。これも1投目のボールでカバーしようとすると、対角線に近い角度で、ある程度の球速で投げる必要があるし、カバーボールでとろうとすると、しっかり3−6の間に当てるコントロールがいる。こういうピンが残ったときには、コントロールの練習と意識して、狙ったところに投げる練習をしていくとよいのではないかと思う。なんとなく投げてはダメで、スイングと助走のタイミングを意識しつつ、きちんと狙うところを見て、投げるという意識が大切だと思う。