せっかくボウリングを始めたのなら、上手になりたいと思うと思う。いっこうに上達しないのでは、張り合いもなく、継続しないのではないかとも思う。
まわりを見ていて、上手になる人の特徴というのを考えてみたい。
練習量が十分にある
ボウリングは体に覚え込ませるという要素が一定あるのと、感覚的なものもあるので、継続的な練習をしている人がやっぱり上手である。
週に2回はボウリングをする機会があれば、身についたものが忘れずに定着して継続的に上達すると思う。
また、一定の筋力も必要だったりするし、指にタコができた状態のままの方がいいとかもあるので、しばらくボウリングをしない期間とかは作らない方がよい。
研究心がある
ボウリングは、見かけよりも頭を使うスポーツだと思う。
- 安定した投球をできるように体を使うにはどうしたらいいのか?
- レーンのオイル状態の変化をどう見極めたらいいのか?
- レーン変化をどのようにアジャストすればいいのか?
- どのボールを選択するのが一番よいのか?
- 自分の課題はどこにあって、どのような練習をすれば、克服できるか?
- スペアの確率をあげるにはどうしたらいいのか?
などなど、たくさんの考えることがある。
このひとつひとつを調べたり、人にきいたり、動画を撮影して自分のスイングを分析したり、考える行動(つまり研究心)がある人の方が上達は速い。
コツコツと練習できる
ボウリングは、ある日、突然、上手になるということはない。助走、スイング、リリースなど、一連の動作でボールが運び出されているので、例えば、スイングを少し変えると、助走、リリースのタイミングがずれたりして、短期的には前よりスコアが悪くなったりする。
それでも、やりたいと思ったスイングを体が覚えるまでは、スコアを気にせずに練習するという強い心がいる。
具体的には、週2回のペースだと、1ヶ月は、スイングだけの修正になってしまうかもしれない。その後、助走、リリースとタイミングをあわせて、やっと、前のスコアを超える状態になる。助走の修正も同じことになり、このようなスイング→助走→リリースを、順番に改善していくというスパイラル型で、上達していく。
一度に2つのことを修正しようとすると、どっちの影響なのかわからないので、ひとつひとつ解決していく。このような練習をコツコツと諦めずにできる人が、結果、上級者になる。
伸び悩んでいる人の特徴から学ぶ
伸び悩んでいる人を観察していると、以下のような特徴がある。
- 漫然と投げている。(1投1投を真剣に投げていない)
- いつも同じラインで投球している(ボールがあってるときしか高スコアがでない)
- スコア分析をしていない(不得意なことの発見や課題に向き合っていない)
- 課題克服の諦めがはやい(十分な量の練習をしていない)
この特徴と反対のことを意識していれば、上達するということかと思う。
そこそこのスコアが打てれば十分ということであれば、いいけど、これらの特徴がある人は、アベレージ200を超えることは難しいと思う。
また、年齢的に、新しいことを覚えることが難しい(やりたくない)ということもあるかもしれない。70歳とかで健康のためにボウリングをやっている人も結構いるので、そういう方々向けには、また違った練習方法があるような気もする。
我流のフォームで、いつも同じ場所から同じようにボールを投げて、ストライクをそこそこ出すという高齢者ボウラーさんもいる。その場合、レーンの変化には、ボールを変えるということで対応するという戦略をとっている。
ただ、オイルパターンが難しい状態(例えば大会とか)では、高スコアは出せない。
いろいろな考え方やスタイルがあってもよくて、自分にとって、ボウリングが楽しく継続できることが一番だと思う。