ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

ボウリングの科学的アプローチについて

ボウリングの技術を向上させるために、出来るはずなのに、あまりやってないと思うことについて、書いてみたいと思う。

0歩助走

リリースの練習をするなら0歩助走からはじめるのがよいとよくプロが言っている。0歩からはじめて、次に1歩助走、そして3歩助走とかやって、最後に普通の助走で投げるという練習方法である。

この0歩なり、1歩なりの練習をしている人は、ほとんど見かけない。自分もまったくやらない(できない)練習方法になる。

やらない(できない)理由は、ボウリング場が混んでいて、左右のレーンに人がいるので、投球の邪魔になってしまうためになる。自分勝手に、ゆっくり歩いてファールラインの前で止まって素振りしつつ投げていたら、左右の人のゲーム進行が遅くなってしまい、迷惑だと思うのである。

混んでない時間帯で、端っこで練習するのがいいとは思うのだけど、そんな時間がほとんどない。この練習方法は、空いているボウリング場でしかできないと思う。

ドリルレイアウトの変更

マイボウルを作った後に、スパンとかピッチの変更をする人が少ないと思う。レイアウト的にピンアップ、ピンダウンとか好みで変更するとかはやったとしても、よほど親指の抜けが悪いとかないとスパンの変更などはやらないのではないだろうか。

ただ、スパンやピッチを変えるだけで、想像以上に投げやすくなり、コントロールも向上する可能性もあるので、プロやドリラーさんにしっかり見てもらって調整した方がよいと個人的には思う。

投球フォームの撮影とチェックの自動化

ボウリングの投球フォームは、関節の動きやタイミングなど、撮影して、AIにチェックさせて、どこが悪いか教えてくれるようにすることもそんなに難しくないように思う。

特に軸がぶれてないかや、重心の移動のタイミングとスイングがあっているかなどは、事前にボールの重さや体重など見えないパラメータを入力しておくことで、解析できると思う。

球質として、初速や回転数、ラインの正確さなどは、スペクターという測定装置があるけど、スイングそのものも科学的に、分析できるはずと思う。

プロが目でみて、アドバイスするという方法もあるけど、正面や真横からみるということはなかなかできないので、もっと上達するための道具を作ったらいいのにと思う。

オイルの着色

上級者向けになるのだけど、オイルの削れ具合や伸び具合は目でみえないので、ボールの動きからの想像しかない。一方で、オイル状態を確認するために、オイルに着色することは可能なはずで、練習中は、着色した方がよいのではないかと思ったりする。実際、USのセンターで着色しているレーンでの投球動画も見たことがある。

レーンを読むことも練習では必要なのだけど、どういう状態かを見えるようにして練習したら、もっと上達は早いように思う。

センターも、オプション料金で着色ありというようなメニューも作ったらいいのにと思う。

まとめ

ボウリングは、いろんなスポーツの中でも、割と、変化パラメータが少ない競技なのではないかと思う。ほとんど、オイルぐらいしか不確定要素はないので、その他は、ほぼ物理法則に従ってシミュレートできるように思う。

将棋の世界でもAIが出てきたことにより棋士の上達スピードも向上したように、ボウリングももっと科学的なアプローチができるようになれば、簡単に上達できるようになるような気がする。