昭和のボウリングブームのようなブームは、もう起きないとしても、もうちょっと盛り上がってほしいと思いつつ、ボウリングの現状について考えてみる。
ボウリング人口の推移は?
経済産業省の調査などを見てみると、若者は経年で減っており、60代以上が増えている。これは、娯楽としてのゲームの人気が減ってきて、健康増進のためのスポーツに変化していきていると言えそうである。
ボウリング場の数は?
残念ながらかなりのペースで減ってしまっている。ボウリング場はかなり広い敷地面積が必要になるので、都会になると、集客がないと収支がとれず、建物の老朽化等になった場合に、閉鎖していくボウリング場が後を絶たない。
新規にオープンするボウリング場は、総合娯楽施設としてのラウンドワンぐらいなのではないだろうか。
ボウリングが多くやられている季節は?
室内で実施するものなので、シーズンを問わないスポーツなのであるが、実際の統計を見てみると、混雑している月とそうでない月の差が4倍近くある。
夏休み、冬休みに多いということはある程度、想像の範囲であるが、ピーク月をみると、3月、12月〜1月、8月、5月となっている。
それと、体感として3連休の中日は、いつもとても混んでいる。また、雨の休日も混雑していることが多い。
季節や天気で他にやることもないし、ボウリングでも行くかとなっていると思われる。
ボウリングの雑誌ってある?
ボウリングマガジンという月刊誌がある。本屋さんで見かけることほとんどない。卓球王国があってもボウリングマガジンは置いてなかったりして、寂しい。
Amazonで購入して読んでみたこともあるが、競技ボウリングをやっている人とかが見るのかなという内容で一般ウケはちょっと難しそう。
ボウリングのTV放送は?
Pリーグという女子プロボウラーの番組がBSで週1回ある。プロの大会は、最近ではYoutubeとかでライブ配信が多くなっている。CSでも放映されているそうであるが、かなり好きな人向けになる。
ボウリングの再ブームはくるのか?
高齢者向けの健康増進スポーツとして一定の地位を獲得する可能性はある。
若者はときどきやるという人が、それなりにいるが、さらに減少していく傾向が続くように思う。理由としては、ある程度のまとまった時間とゲーム代が必要になるので、どんどん合理化していく時代において、ボウリングをやるとは思えない。
ボウリングは世界的に見てもやられている国が限定的というのもツライところで、そのことや、ゲーム時間が長いことがあって、オリンピック競技にも認められなった経緯がある。
明るい話題としては、ボウリング系Youtuberの登場かもしれない。ここ数年でプロもかなりYoutubeをやっている人が多くなった。Youtubeをみて、ボウリングに興味を持って、やってみようという人が増えてほしいなと思う。