ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

ボウリングの縦回転と横回転の使い分け方

ボウリングのボールの回転のかけ方は、大きく分けると縦回転と横回転がある。細かく分けると、アクシスローテションやアクシスチルトという、回転の軸の傾きや方向も調整して投げることができる。

縦回転と横回転の使い分けと投げ方について記載する。

縦回転の特徴と投げ方

縦回転といわれるが、ストレートボールのように回転がまっすぐにかかっているわけではない。回転の軸(アクシスローテション)が、ちゃんと入っている状態で、縦方向が強めになって回転している状態を言う。

縦回転の投げ方

投げ方としては、手のひらにボールを載せたときに、人差し指を中指側に締めて、その人差し指が真下に向くように振って投げる。親指の方向は、やや左で時計の11時ぐらいの方向になる。

この状態で投げると指にボールがかかっている時間が比較的長くとれるため、一般に、縦回転の方が回転数が多くなる。

縦回転の特徴

縦に回転していると、スキッド(レーンをボールが滑って進む)が少なくなる。そのためオイルのないとこで縦回転のボールは、しっかり曲がっていく。

ドライゾーンでのオイルのないとこに、ボールが入ったとこらから、ぐんっと強く反応して曲がっていく。

手前のオイルがないとき(いわゆるレーンが遅いとき)は、手前でレーンに捕まってしまい、パワーロスしてしまうので、そういう場合には、使わない方がよい。

横回転の特徴と投げ方

普段の多くのボウラーナチュラルフックを投げていると、この横回転になっている。横回転といっても真横にボールが回っているわけではなく、45度ぐらいの角度がついた状態で回転がかかっている。

横回転の投げ方

通常のナチュラルフックの投げ方になる。ボールを手のひらに載せたときに、人差し指が中指から離れた状態で、人差し指が真下にくるようにリリースする。その際の親指の向きは、時計の10時方向になる。

回転の特徴

横回転の特徴は、スキッドがほどよくあり、ドライゾーンに入ってからもやや進んでから、角度をついた状態で曲がってくる。そのため入射角度が出やすいという特徴がある。

手前のオイルが多いときには、スキッドしすぎて、フッキングポイントが奥になりすぎることが起こるので、その場合は、スピードをゆるめるか、手前で外に出すなどの調整をする。

縦回転と横回転の使い分け方

通常、横回転で投げていることが多いと思うので、どういうときに縦回転のボールを投げると有効なのかという話になる。

特徴から使い分けのセオリーがあるが、自分としては、レーンの奥のオイルが伸びてきたときに、縦回転で投げてみることが多い。

手前は、オイルのあるところを使う前提であるが、奥でボールの反応が悪くなったと感じたときに、同じフッキングポイントに向けて縦回転で投げると、しっかり曲がりがでる印象がある。

その他としてはショートコンディションなど、曲がりが大きすぎるケースで、縦回転を投げる。反応が手前になるが、入射角度を抑えることができるので、結果、力強いボールをポケットに入れることができる。