ボウリングを日常的にやっている人は、比較的年齢が高い。健康のための運動としてやっている人が多いのだと思う。
若い時にやっていて、また年齢が高くなってきてからはじめたという話もよく聞く。
ハンデにみる年齢とスコア
ラウンドワンのスコアチョイスコンペをみると以下のようなハンデになっている。
60歳以上男性 +10ピン
60歳以上女性 +25ピン
そもそも男性と女性で15ピンのハンデをつけている。
大会のハンデは、50歳以上でも+5ピンとかあるが、実際に投げている人をみても60歳ぐらいまでは、スコアに大きな違いはないように見える。
長く続けている人は、65歳〜70歳ぐらいでもアベレージで200以上という人も多くいる。
年齢による投球の違い
体力的なところでの違いが大きそうに見える。年齢が高い人に聞いてみると10ゲーム以上投げるとかなり疲れると言っている。
また、球速が少し遅くなってしまっている人もちらほらいる。ただ、もともとのフォームがしっかりしている人は、年齢が高くなってもスピードはほとんど落ちていない。
これは、ボウリングの投球は力で投げているのでなく、ボールの振り子運動と体重移動のタイミングなので、それがしっかりとできている人は、スピードが落ちないということだと思う。
年齢による上手さ
面白いことに、キャリアが長いことによる上手さというのは感じない。若い人でも上手な人は上手で、長年やっていても下手な人は下手なままに見える。
これは、上手になるという目的を持って取り組んでいるかの違いかなと思う。年齢が高くなったときに、上手になれないかというとそうではなく、工夫や挑戦を続けていれば上手くなる。
一方で、健康ボウリングとして取り組んでいる人は、自分の投げ方でいいスコアがでるときもあるので、それでいいと思っている様子である。
リタイアしたプロはやっぱり上手
プロボウラーを引退した(大会に出場していない)人も、ちらほら見かけるが、やっぱり、上手。センターのハウスコンディションであれば、70歳を超えてもパーフェクトを出すこともできるレベルをキープしている。
全盛期に比べると球速など落ちている部分があるとは思うが、年齢にあわせた投球で、ストライクを連発する技術があるということだと思う。