ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

ボウリングの球速表示について

ボウリング場でセンターによってやや測り方が違うという話を聞いたことがあるのだけど、球速がディスプレイに表示されていることが多い。この球速表示がどの程度正しいのか?という部分に少し疑問に思うことがあったので、そんな話を書いてみたい。

球速表示の仕組み

レーンに、2点のセンサーが設置されていて、そのセンサーの通過時間から速度を割り出しているというのが、一般的な仕組みになる。

このセンサーの設置箇所がセンターによって違っているようで、ポケットヒットする直前で測っている場合、当然ボールは、途中で失速しているので、遅めの速度になる。また、もしかすると1点でのみ測定しているケースもあるかもしれない。

回転数が多いと速度が速くなるようにも感じていて、これは1点でマイクロ波で計測しているような場合に起こることのように思う。

それと、同じセンターでも、入るレーンによって、球速表示に結構な誤差があることもよく感じていて、3〜4km/h程度の誤差がある。何の調整不足によって発生している誤差なのかはわからないが、そんな信頼性だということである。

球速の測定方法

ボウリング仲間に、一度、測定してもらったことがあるのだけど、ローテクで測定が可能である。用意するのはストップウォッチだけになる。リリースの瞬間に、ポチっと測定開始し、ヘッドピンに当たった瞬間に止めて、その時間を計測する。

あとは、レーンの長さ(ファールラインからヘッドピンの距離)が、18.28mなので、距離割る時間で、球速が計算できる。

ラウンドワンだと、投球動画のリプレイを見ることができるので、その動画を見ながら自分ひとりでもストップウォッチで計測することができる。

ちゃんと測ろうと思うと、SPECTOという測定装置が入っているセンターに行って、測ることになる。この場合、初速、それとポケットヒット時の速度(終速)が分けて確認できるし、回転数などもわかる。

レーンのオイル状態によって、終速は、結構ばらつきがあるので、注目する数値としては初速になる。

球速をどの程度気にする必要があるのか

同じセンターでプロの投球を見てると、球速表示で30km/hを超えている。自分だと20km/hがいいところである。

この差なのだけど、自分の球速が遅いなぁと思っていたのだけど、よくよく観察していると、結構な時間でピンヒットしているプロの人もいて、回転数が違うから遅い速度表示になっているのではないかと思った。

別のセンターでの表示でも遅いので、センサーの測り方の問題ではなさそうではあるのだけど、そこそこストライクも出てるし、ボール選択をしっかりやれば、暴れることも防げるので、球速は、実はあまり気にしないでもいいのかもしれない。

まとめ

球速は、ただ上げてもよくなくて、回転数とバランスのとれた速度がよいとされている。速くてもすべって奥まで進んでしまったら、十分な入射角度が得られないという理屈である。

プロの投球をみていると、高回転で、かつ高速ではあるのだけど、球速表示にとらわれることなく、自分の球速をちゃんと測った上で、最低限をクリアしているなら、それは、それでいいのかもしれないと思った。

次回ボウリング練習のときに、自分で、もっかい測ってみようと思う。