ボウリング場にいくと、ずらっと40レーンぐらいあったりするが、その中で、ストライクが出やすいレーンというのがあるのか?という話。
結論から書くと”ある”と思う。
レーンでストライクに影響すること
普通に考える場合、レーンのオイル状態(オイルパターン)の影響となる。ところが、例えば、1番レーンから10番レーンまで同じオイルパターンだったとしても、レーンによって、ストライクがでるかどうかが違ったりする。
経験的にみてて、思うのは、ピンのオフセットの問題になる。ピンは本来、同じ間隔でそろって並んでいるものではあるが、よーく、見ると微妙にずれているピンがあったりする。
そのずれ具合によって10番ピンが飛びやすいとかがでてくる。
ボウリング場は、ちゃんとピンの配置もずれてきたら調整をやっているのだけど、機械のクセみたいなもので、またずれてくるとかが起こってしまい、そのレーンは10ピンが残りにくいとかがでてくる。
真正面からピンを配置をみたときに1番ピンがちょっと左にあるような場合、多少あまくボールが入ってもストライクになったりする。
それと、レーンのフッキングポイントになる位置でオイルがちゃんと拭き取られているかなどもあって、レーンも経年で劣化してきていて、削られているとか傾いているとかがある。そうすると、メンテマシンでオイルを引き直しても、吹き残りがでたりしてしまう。
そのためレーンによって、同じオイルパターンのはずが、あまり曲がらないと感じるようなレーンができてしまうことがある。
練習でのレーンの選び方
あるサイクルで、同じレーンを選んで投げてみるというのがオススメの方法になる。自分の投球の影響なのか、レーンの影響なのかわからないと状態だと、効果的な練習ができないので、変動要素をへらすという意味になる。
また、ときどき、違うレーンで投げてみて、レーンの状態の違いを感じて、そのアジャスト方法を習得していくというのがよいように思う。
オイルパターンの異なるレーンで投げてみる場合も、1回だけやってみるというよりは、続けて3回ぐらいは、そのオイルパターンでどのように克服できるかをボールを変えたり、ラインを変えたりして身につけるというのがよいと思う。
一つ留意することとしては、オイルメンテ直後であれば、同じようなボールの動きになるが、しばらく投げられたレーンだと、前に投げていた人のラインの影響でレーンのオイル状態が変わってしまっているので、単純にオイルパターンの影響だけでないことも認識しておく必要がある。
もっと言うと、オイルメンテ直後のレーンでも3ゲーム、4ゲームと自分で投げていれば、レーンが変化してくるので、自分が変化させてしまっている可能性も考える必要がある。
プロはどんなレーンでもストライクを出す
アマチュアマイボウラーは、レーンの状態にアジャストする引き出しがあまりないので、ストライクが多くでるというようなことを考えたりするが、プロは、見ている限り、ハウスコンディションのレーンであれば、どのレーンで投げても、200以上のアベレージは普通に出してくる。
例外もあって、日中投げ込まれたレーンで、オイルの状態がかなり荒れているようなケースだとプロでも200に届かないことがある。
結論としては、上達すれば、レーンを選ばずにアジャストできるようになる。でも、上達するまでの間は、同じレーンで練習を続けて、フォームを固めた方がよいと考えている。
その場合、なるべくレーンメンテンス直後の時間に行って、投げるとなおよい。