ボウリング場で開催されるプロとのチャレンジマッチとかに出て、プロの投球を間近でみて、凄いなぁと思うことを少し書いてみた。
コントールが正確
最初に思ったことは、正確なコントール。特に女子プロボウラーは、球速と回転が男子プロに比べて少ないので、コントール力で高スコアを出していると言っても過言ではないと思う。
レーンによって、どのラインに投げればストライクになるかを把握したら、毎回、そのラインに正確に投げることができる。
プロなので、そりゃそうだと思うかもしれないが、アマチュアと大きな差がここにあるように思う。落とし位置、フッキングポイントの両方で1枚もずれない正確性がある。
アジャストが早い
レーンを読んで、ストライクになるラインを見つけるのがとても早い。なんなら1球投げただけでもアジャストできているんじゃないかぐらい早い。
ハウスコンディションなので、プロにしたら難しくないということだと思うが、最初の1球でこのラインはダメとなってももう1球でほぼあわせてくる。その1球でダメでもボールチェンジして3投目では、ほぼストライクをもってくる。
一度ラインを見つけたら、コントールが正確なので、アメリカンで、2つのレーンを読んだとしても3投目ぐらいからは、ストライクを続けてくる。
レーン変化の見極めも当然速いので、多少あまめのストライクとかで次にはジャストにアジャストしてくる印象がある。
スピードと回転が違う
特に男子プロは、速いし回転も多い。アマチュアでも上級者であればある程度の回転数と速度があるが、やっぱり、シードプロともなると、スピードと回転のピンアクションで、ストライク率が高い。
また、速度と回転があるので、結果的にストライクになるラインの幅が広くなっているということもある。
多少、手前が削られていても奥までボールを走らせることができるので、投げられるラインも多く、攻め方のバリエーションも多くなっている。
ボール選択が適切
ハウスコンディションなので、そんなに難しくないということもあるが、特に女子プロは、ボール選択が適切で、かつ、正確のコントールなので、スコアが出ているという状態に見える。
男子プロも曲がり過ぎてしまう状態など、ライン調整でストライクが出づらい状態だとボールチェンジで対応している。
チャレンジマッチとプロの大会の違いとして、持ってくるボールの数が違うという話を前に、プロに聞いたことがある。チャレンジマッチだと、多くて2個、人によっては1個しか持ってきてないプロもいた。
ハウスコンディションなので、ライン取りと投げ方の調整でアジャストできるという自信が伺えるが、どうしてもあわず、ロースコアになってしまっていることがあるのは、このボール選択になる。
チャレンジマッチでプロに勝つには
普通に投げたらまず、勝てないわけであるが、チャレンジマッチは、1ゲームごとや2ゲームごとに、プロはレーン移動して投げてくれる。
参加している人と交流するという配慮であるが、これが唯一、勝てるチャンスにつながる。最初の3投ぐらいは、アジャストに時間を使わざるをえないので、そのすきにストライクを続けておくという感じになる。
まあ、プロも本気で投げるという人は少なくて、7割の力で、220ぐらい出てれべばいいかという感じが多いので、こっちは本気で、全部230以上ぐらいの気合で投げて初めて勝てる。