ボウリングのスコア分析の観点の一つとして月別にどのような分析をしているのか紹介したい。
基本的には、自分の上達っぷりを確認する目的としているが、細かくみていくと、課題とかも見えてくる。
スコアの分布の遷移
分析としては、2つの統計グラフを見ている。
箱ひげ図
平均(▲の印)がどのような遷移をしているかを見て、自分のアベレージがあがっているのか下がっているのかを見ている。そしてスコアのバラツキぐらいもみて、安定した投球ができているのかどうかという目安にしている。
バーチャート
スコアの分布として、高スコアのゲームがどれだけできているか(もしくはロースコアがどれだけ少なくできているか)を見ている。総ゲーム数が月によって異なるので、正規化して割合で確認している。
特定の月との比較
3月は、まだ中旬ぐらいなので、他の月と公平ではないが、かなり高スコアのゲームが多い。箱ひげ図をみると、11月が一番近い調子となっている。
そこで、その月のスコア分布との比較をしてどのあたりがよくて、どこが悪いのかを確認する。
これもゲームが異なるので、正規化している。グラフをみていくと、3月は、240−260のゲームが多く出せている一方、180以下のゲームも多く、中央の200前後が少ない。
一方で、11月は安定して180−240のゲームを出して、さらに270以上のゲームも出ている。
3月は、ロースコアを減らし、250止まりとなっているゲームを270以上に伸ばしていきたいという課題が見える。
デイリーのアベレージグラフも確認すると、3月はすべて200以上であり、日単位というよりは、ゲームごとのスコアのバラツキに課題がありそうということもわかる。
そこで、ゲーム数ごとのスコア分布も11と比較してみた結果が以下になる。
この散布図は、正規化できないので、実際のゲーム数がプロットされているため、3月は点の数が少ない。
分布をみると、3月は、3ゲーム目でレーンを掴んでいるものの、4ゲームから8ゲームぐらいからロースコアと高スコアが二極化している。
3月は、ボールチェンジを4または5ゲーム目からやっていることが多いので、2つ目のボールでレーンにアジャストできなかった日と、できた日という差だと思われる。
11月をみると、4,5、6ゲームに270以上のゲームができているので、最初のボールで、6ゲームぐらいを投げる方がよいのかもしれない。
まとめ
ボウリングの月別の比較などを紹介してみたが、もっと別の比較観点もあると思う。デイリーでみて、月にマンスリーで見ることで、自分のボウリングをより俯瞰して捉えることができると思う。
ここで紹介したグラフは、自分で作成しているボウリング分析用のアプリの出力結果になっている。誰でも使えるようなものではないが、それほど難しいものでもない。