ボウリングで高スコアというと、250点以上のスコアを指すことが多い。いわゆるビックゲームと呼ばれるゲームになる。
初心者から中級者では200点以上も一つの目標になるが、ここでは、さらに上の250以上とするために必要な分析について書いてみたい。
高スコアに必要な要素
1.連続ストライク数
ボウリングのスコアの計算ルール上、明らかで、連続ストライクの数で決まる。
スペアミスが1回あっても、連続ストライクが1つ追加できれば、帳消しになるので、まずは、連続ストライク数の分析がポイントになる。
以下の円グラフのようなものを書いて分析する。これは、実際には今月の自分の連続ストライク数(1ゲームごとにもっとも多く続いたストライク数)の分布になる。
スコアでみると、250点以上のスコアは、約11%で、連続ストライク数でみると、4〜8個という結果になっていた。
連続ストライク数が4個といっても、次にスペアでまた4個連続になっている状態で、ほぼ連続で8回以上、続けることができている状態になる。
そのため、連続ストライク数でみると、どのぐらいの確率で、8連続ストライクが出せるのかと、250点以上のスコアが出せるというのは相関する。
自分だと、ざっくり考えると、8連続ストライクが8.6%なので、12ゲームに1回ぐらいは、250点以上が出せるはずとなる。
2.パンチアウト
250点以上となると、スペア2回で残りがストライクというスコアになるが、10フレームでのパンチアウトは大きく響いてくるので、ファンデーションフレームの9フレームからのストライクは続けたい。
9フレーム、10フレームですべてストライクであれば+60点であるが、10フレがスペア、ストライクだと、+40点になり、ここで20点も差がでてしまう。
高スコアがでる傾向の分析
ボウリングに練習に出かけて、たまたま高スコアのゲームができたということもなくはないが、日々練習していると、調子の波のようなものがあって、その辺を捉えておくこともポイントになる。
調子がよさそうなタイミングでは、高スコアがでるので、そのつもりでボウリングの練習をするという感じになる。
以下の分析は、1ゲームの総ストライク数(連続ではない)を月別にプロットしたものになる。連続ストライク数が多いときは、総ストライク数も多いので、月によって、総ストライク数の分布がどうなっているのかを示している。
この図では、丸の色が濃いところが、ゲーム数的に多かったことを示している。
つまり、総ストライク数で10個で多いのは、11月、1月となっている。また12月は、総ストライク数11個も複数回あるので、11月〜1月までが、比較的、高スコアが出しやすい状態になっていたと分析できる。
この図は、月単位でプロットしているが、実際には、日別に分析している。そうすると調子のよい週のようなものが見えてくる。
その機を逃さず、高スコア、できれば300を目指して投げるという感じになる。
高スコアが出せるかは、結局ストライク率に相関する
連続ストライクが高スコアには必要なので、つまりは、ストライク率を上げることが必要になる。9個、10個のストライクが必要になるので、計算上だと、70%以上になる。
これは、通常ボウリングをやっていて、ストライク率が50%〜60%程度の実力があり、その日にたまたまレーンとボールがあった状態になれば、70%以上になる感じで250点以上のスコアがでるという感じである。
仮に自分の普段の実力が、ストライク率50%だとすると、8連続ストライクが取れる確率は、0.5の8乗になるので、約0.4%となり、250ゲームに1回という計算になってしまうが、実際には、レーンとボールがあった状態(もしくは調子がよい月)にあれば、20ゲームに1回ぐらいは出せるという感じになる。