ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

10ピンの対策

最近10ピンのスペアのミスが多くなってきて、そもそも10ピンを残さないようするという対策と、10ピンのスペアの確率をあげるという話を書いてみる。

10ピンが残る理由

一言で言うと、ポケットヒットしているときのボールの食い込み不足になる。この食い込み不足が起こる原因は、主に以下の3つがある。

  1. ライン(フッキングポイント)があっていない
  2. フッキングポイントのオイルが伸びている
  3. ボールが弱っている

大会とかでゲームの中盤で10ピンが残り始めるのは、2の理由による。

1はポケットヒットに角度が足りてない(少し浅めにヒット)しているので、立ち位置を右に少しずらすか、フッキングポイントを1枚程度、右にする(手前で外壁にあてる)という対応になる。

3はもどってきたボールを持ったときに、ベトベトするとか、オイル抜きが必要になるぐらい使い込んでいるかで判断する。

2,3は、アジャストでなんとかならないケースが多いので、コア、カバーの強いボールに変更してラインをあせていくという対処が基本になる。

10ピンスペアが難しい理由

左端から、斜め右奥に向かって投げるというのが、普段の投球と角度的に違うので、難しく感じるということかと思う。

スペアボールで落とし位置が1枚ぐらい左右にずれていても、スペアはとれるはずで、普通のスペアとあまり難易度は変わらないはずなんだけど、右側がガターとなっているので、左にミスすることが多くなってしまうというのは、心理的なものだと思う。

10ピンスペアの確率をあげる上で、レーンの右奥がオイルがなくて、左に曲がってしまう状態でないならば、対角線上に無理にねらうことをしない方が確率は高いと思う。

具体的には、25枚目ぐらいに立って、10枚目(スパット)を狙って投げるぐらいの角度で投げる。

セオリーとしては、32枚目ぐらいに立って、20枚目(ほぼ中央)を通すことで、オイルを使って、曲がらないように投げた方がいいとされているが、やっぱり、角度がつく分だけ、普段の投球との違いからミスが多くなってしまう印象がある。

10ピンスペアをとる練習を1ゲーム通して実施するとか、定期的に特訓をやって、体に覚えさせていくという練習も必要ではあるが、勝負所で10ピンが残ったときなど、緊張とかもあって、やっぱりミスが出やすい印象がある。

レーンの状態によっては、無理に角度をつけず、浅い角度から正確にコントロールした方がよい。

また、スペアを取るときにリリースの仕方を変えたりして、ストレートに近いボールを投げるという対策をやっている人もいるが、これもセオリーとしては1投目と同じリリースの方がいいとされていて、あまりリリースを変更しない方がいいのではないかと思っている。

まとめ

10ピンは、プロでもたまに外してしまうとか、ボウリングでの永遠の課題とか言われたりする。逆に10ピンをマスターすれば、スコアもかなり安定してくると思う。

10ピンミスが1回あると−10点になってしまうので、9割以上の確率になるようにはしておきたい。

いろいろな投げ方があるので、自分にあった投球方法をみつけ、その日の自分の投球にあわせてアジャストできるようになることが理想となる。レーンだったり自分の体調による微妙なスイングのブレがあるので、別の日と同じところに同じように投げたつもりでも10ピンがとれなかったりするので、その辺は、立ち位置の調整等で、アジャストしてその日の10ピン確率をあげる必要がある。