アクシスチルトとアクシスローテーションの話ではなく、回転軸(PAP)を理想に近づけるという練習の話になる。
PAPとは
ポジティブアクシスポイントといい、投げた瞬間の自分の回転軸になる。人によって異なり、ボールのドリル位置を決めるために、必要なものなので、一度、ドリラーさんとかに測ってもらった方がよい。
測るのは簡単で、投球してみてファーストトラック(最初のオイルがついたライン)を水平にしたときの頂点の位置になる。
このPAPの数値を見ると、どういう投球にその人がなっているのかがわかる。
自分は、少しY軸が低くて、ボールを手前から転がせていなくて、回転も弱いことが課題になっている。
回転軸を変えるとはどういうことか
回転軸が決まってくるのは、リリースするときの手首の角度と、手前から転がせているいるかのリリースのタイミングで決まる。
自分は、リリースで少しボールを持ちすぎているため、回転軸が高くなってしまっている。
もう少し、手首をやわらかく使って、手前で転がすようになげる必要がある。
今日は、そんな練習をしていた。
PAPを理想に近づけるということはどういうことか
PAPを測定して、それにあわせてドリルするので、ボールの性能や曲がりという部分については、実は関係ない。
自分の投球の課題として、正しい、理想的な回転がかけられるフォームになっているのかというのを見るための指標として使っているということになる。
何が正しいのかというは、スコアがでればよいと考えると、いろいろ正解があるが、自分としては、安定したリリースと、回転数をもう少し増やしたいということを考えたときに、回転軸そのものを修正しないと、これ以上上達しないかなと思って取り組んでいる。
練習方法
回転軸を変える練習というよりは、しっかりと転がす練習をするということになる。リリースのタイミングを従来よりも少し手前にして、やわらかくリリースするという練習をしている。
この練習は、リリースだけの練習ではなく、バックスイングのトップからダウンスイングに移るときに力まないで、かつ、助走の5歩目をしっかり止めて、手遅れで、フラットスポットを十分にとって、リリースすることができるようにするという練習になる。
まずは、やわらかくタイミングよくリリースをする練習をしている。助走とリリースのタイミングがあわないと、リリースだけで調整できるものではないので、手遅れがしっかりできるようにしてから、リリースの手首をしっかり入れていく練習をしようと思う。
まとめ
普段の投球でも横回転、縦回転など、回転軸を変更して投げるということはあるが、回転軸を理想に近づけた投球フォームにしようと思って投げている人は少ないのではないかと思う。
プロのPAPなどは、調べるとWebでもでてくるので、自分のPAPと比較することで、自分の理想とするフォームへの参考となると思う。