ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

レーンとボールの相性

通常、ハウスコンディションで投げていると、あまりボールの特性によってストライク率は大きくは変わらないのだけど、たまに、どうしても合わないなと感じることがある。

今日がまさにそんな日だった。

レーンとボールの相性とは?

レーンのオイル状態でボール選択によって、難易度の感じ方が違う。ざっくりとは、以下の2つがある。

  • ストライクの幅が広いラインで投球できる
  • ボールの反応が予測しやすい

1つ目は、ボールを変更してもそのボールの特性にあったラインで投げることで、幅の広さを感じることもある。ストライク率があがるので、高スコアのゲームができやすい。

2つ目は、幅が狭いときに、ラインのずれで大きくボールの曲がりが変わってしまうとか、ラインの途中で曲がったり曲がらなかったりするようなケースで、スペアの難易度も高くなってしまう。

ボール選択した結果、上記の2点がいい感じであれば、それはレーンとボールの相性がいいと言える。

相性が悪いなと感じたら?

複数のラインで投球しても幅を感じなかった場合、次はボール変更する。スピード調整などでもある程度合わせていくこともできるが、ボールで合わせるのが一番精度が高いので、通常はそういう選択をする。

ソリッド系を投げていたとしたら、パール系に変更してみる等になる。

これもとりあえず変更してみるというよりは、最初のボールの道中でのボールの動きを見て、レーンの状態を予測して、それにあったボール選択をするという感じになる。

自分だと、最低2ゲームはラインを探りながら変更したボールで投げてみて、それでもダメだったら3つ目のボールに変更することを考える。

ここで難しいのは、投げている間に手前のオイルが削られ、場合によっては奥も伸びてくるので、レーンの状態は、さらに難しい状態になってしまうということがある。

3つ目のボール選択時には、最初に投球していたボールに戻して、更に内に入って投げてみるという場合もある。

ボール変更しても幅がないとき

ボールの動きから原因と対処を考える。今日は、オイルの段差が少ないという感じがあった。一般的なハウスコンディションだと、レーンの中央のオイルと外側のオイルの厚さに違いが多くあって、外壁を感じられることが多い。

その場合は、フッキングポイントとして、どの辺の壁に当てれば、ポケットに戻ってくるかということを考えて投げているだけで、ストライクがある程度出せる。(ハウスコンディションが簡単と言われるのはこのため)

段差が少ないと、壁を感じづらく、フッキングでのボールの曲がりが緩やかになってしまい、少しの左右のブレで、ジャストポケットに入らない。(大会での難しいレーンというのはこういう状態にはじめからなっている)

自分は回転数が多い方ではないので、段差が少ないと十分な曲がりがでずに、入射角度が足りずポケットに入っても10ピンタップが多くなってしまう。

ボールがオイルを吸いすぎているとかでも似た状況になるが、複数のボールでも同様の感触があったので、レーン状態によるものだと判断した。

対処として実施したこと

(対処1)ソリッド系のボールで、内に入ってスピードを緩めての投球

スピード調整が難しく、ストライクになるときもあれば、スピードが少し遅いと手前で反応してしまい、連続したストライクが出しづらい状態になった。ダブル止まりで200アップはぎりぎりできるという状態までしかスコアを出せなかった

(対処2)パール系のボールで、内に入ってスピードを緩めての投球

ソリッドのボールだと手前で反応してしまうので、パール系ならいけるかと思って投げてみたが、入射角度が足りず、10ピンが多く残る状態になってしまった。スプリットは回避できたが、ノーミスでも190とか、連続ストライクが出せない。

ここまでやって、10ゲームぐらい投げていたので、本日のボウリングは終了した。

今、振り返ってみると、もっと強いボールで、絞って投げてみるラインを試してもよかったかなと思う。

自分は、絞って投げるラインが割と苦手な方なので、安定して投げられるラインを選択することが多くなってしまうが、ここを練習しないと、次の段階にはいけないかなと思った。

まとめ

レーンとボールの相性は、よく聞くし、実際にもあると思う。レーンのオイル状態を把握して、適切なボール選択を行うことと、それに応じたラインのとり方、ローテーションの入れ方など、投げ方のバリエーションも多くあるので、引き出しを多くもって、対応していくということもボウリングの面白さだと思う。

ちなみに、一緒にアメリカンで投げていた回転の多いメンバは、すこすことストライクを出していた。プロの大会でも大きく曲げる人がたくさんストライクをとっているときもあれば、ストローカータイプでもストラインを出せているときもある。

これもレーンとの相性という話になる。