ボウリングのボールは昔(昭和のボウリングブーム)のときと比較すると、かなり進化している。具体的には、よく曲がって、ピンを強く弾き飛ばすようになっている。
つまり、より簡単にストライクが出るようになっていると言い換えることもできる。
ボールの性能
自分も体感したことはないが、昔からボウリングをやっている人に聞くと、10年前ぐらいのボールは、曲がりも緩やかで、ジャストポケットでないとストライクにならなかったようである。
進化しているのは、以下の3つになる。
- カバーの素材
- コアの形状
- コアとカバーの間の素材
1つ目と2つ目は主に、曲がり幅、切れに影響し、3つ目がピンアクションに影響する。
カバーの素材
表面の素材(ソリッド、パール、ハイブリッド)それぞれの素材そのものに対して、可塑剤やらなんやらの組み合わせや、素材そのものの工夫によって、オイルに強いボールや、走って曲がるボールに最適な状態を作っている。
最新ボールのデメリットとしては、割と短い期間でこの表面素材の効果が薄れてしまうということがあるかと思う。つまり、100ゲーム、200ゲームと投げて、オイル抜きなどをすると、素材の劣化が激しく起こってしまい、購入したばかりのパフォーマンスがでなくなってしまうことになる。
表面素材で有名なボールとしては、Nanodesuというシリーズがある。ナノ素材を使っているということで、このネーミングらしいが、定評のあるボールになる。
コアの形状
ボールを購入するときに、メーカーホームページをみると、ボールを真ん中から割った断面の絵や、コアそのものの形、特徴の説明が載っている。
いろんな形をしていて、何がいいのかは、形を見てもわからない。対称、非対称ぐらいはスペックで動きが想像できるが、それ以外は、実際の投球シーンでのボールの動きや、自分が使ってみて、このコアが好きという感じで選ぶことになるかなと思う。
コアで有名なボールとしては、フィジックスシリーズではないかと思う。走ってキレるということで定評のあるボールになる。
コアとカバーの間の素材
これもいろんな工夫がされていて、自分が好きなBrunswickのボールだと、以下のような種類がある。
- ツーピース構造
- スリーピース構造
- ダイナミコア
- D.O.T
自分が投げて、お気に入りなのが、ダイナミコア搭載のボールになる。
ダイナミコアというのは、表面とコアの間の素材(地球でいうとマントル)の部分の密度を高くして、ボールがピンにあたったときに、ピン飛びをよくするように作られている。
実際に、投げてみて、明らかにピンアクションのよさが感じられる。特に薄めにポケットに入ったときなど、ピン飛びがよくて、ストライクになるようなケースが度々ある。
まとめ
ボウリングのボールは進化していて、ボウリング場にあるハウスボールに比べると、かなり、ストライクがでる確率をあげてくれる。
プロの大会とかでもパーフェクト達成が増えていたりすると思うが、これは道具の進化の影響も大きいと思う。
ボウリングは、力がないとストライクがでないとか思っている人もいるかもしれないが、ボールの性能で、スピードがなくてもストライクが出るように進化している。
そういう意味ではゲームを楽しめる人が老若男女問わずになっているので、ぜひ、マイボールの購入を検討してみてほしいと思う。