ボウリングのすすめ

ボウリングの面白さや上達のコツなど紹介

カバーの強いボールの使い所も難しい

最近、お気に入りで投げているボールが、割とカバーが強いパールのボールになるのだけど、スコアが思うようにでないときも、そこそこの頻度である。レーンのオイル状態にあっているかどうかという話でもあるのだけど、自分のライン選択や投球制度の問題もある。そんな話を書いてみたい。

カバーの強いパールのボールの特性

オイルメンテナンス直後のレーンや、オイル量がやや多いレーン、そして、45フィート以上のロングのレーンに一番向いていると思う。

手前がパワーロスすることなくスキッドして、ドライゾーンでしっかり曲がって、ピンアクションもよく、気持ちのよいストライクが出せる。そんなこともあって、メンテナンス直後のレーンなどでは愛用している。

一方で、手前のオイル量が少なめだと、そこでパワーロスしてしまいドライゾーンでの曲がりもあまくなるし、スプリットが出やすい状態になる。

つまり、しっかりオイルを使って、走らせていくようなラインどりが必要で、ゲームが進むごとのレーン変化には、基本的には内に立ち位置を変更していくことで対処する。

また、ある程度、投げ込まれていて外のオイルがない状態でも、強いカバーのパールのボールは重宝する。インサイドにぐっと入って、20枚目ぐらいのスパットを通すような絞ったラインで、投げて、ヘッドピン横でちょこっと曲げるようなラインで投球することができる。

カバーの弱いボールだとオイルに乗って、抜けていくし、カバーの強いソリッドだと、途中で曲がりはじめてしまって、ポケットまでボールが届かない。

カバーの強いボールの難しさ

レーンに入って、投げ始めたときにオイル量がどの程度なのかという部分の見極めが重要で、ここで見誤ると、ライン取りが簡単ではない印象である。

そして一番難しいなと思うのが、中途半端なオイル量のときになる。走っているけど、ローリングトラックにしっかりオイルが付着しているわけでもないようなときであるる。

こういうオイル量の場合、せっかく、ストライクのラインがわかったと思っても、1、2投で、そのラインが使えないという状態になる印象である。アメリカンで何人かで投げていると、自分の番がくるとさっきのラインがもう使えないという状態になる。

球速があればもう少し押し込めそうではあるのだけど、自分は球速がないので、内に入らざるをえなくなり、そうすると、オイルの段差で幅があるラインがどの辺にあるのかを、フッキングポイントから探し始めることになることが多い。

こうなると、1ゲーム通しての安定したスコアは望めなくなるので、カバーの弱いボールに変更しようという考えになる。

まとめ

投げ始めで、このオイル量とこのコンディションなら、このボールだなと選ぶスキルというのが結構大切なんだと気づきはじめた。オイル量的になんとかこの強いボールでもいけそうという判断をしてしまうことが多いのだけど、それは、2つの点で失敗になる。1つは、そもそもそのボールでスコアが打てないということ、もう1つは、カバーを落としても通常は、1段階、落とすことが多いのだけど、すでに削ってしまっていたら、2段階ぐらい落とさないと対応できず、そうするとかなりのライン変更になり、難易度があがってしまうということである。安定したスコアを出すことは、なかなか難しく、ボウリングは奥が深いなと思う。