今回は、ボールの表面加工の話になる。加工といってもボールを磨く、または、サンディングするというだけである。
最近はあまりやっていないが、曲がりが購入したときに比べて、弱くなってきたなとか思ったときに、サンディングを実施したりする。
表面加工の種類
以下の2つ。
- ポリッシュ(磨く)
- サンディング
ポリッシュは、パール系のボールで、手前の走りをよくするために行う。購入してしばらく投げていると表面が曇ってきて、走りがたりないなと感じたら、ポリッシュ。
それと、スペアボールでなんか曲がってしまうぞと思ったらポリッシュという感じになる。
サンディングは、主にソリッド系のボールで曲がりが弱くなったかもと思ったときや、オイル量が多くて、いつもより、ボールがレーンに噛んでほしいと思ったときに、表面をざらざらに加工する。
表面加工のやり方
ポリッシュ
こちらは自分でやるというよりは、センターにおいてある自動販売機のような機械にボールを入れて、スイッチをポチッと押すだけになる。1回、1000円ぐらいだと思う。
自分でやる場合には、ボールスピナーを別途、入手して、コンパウンドとかで磨くことになる。
サンディング
ボールのサンディングするためのアブラロンパットを購入し、それでごしごしとボールの表面をサンディングしていく。
アブラロンパットは、1枚500円ぐらいだったと思う。普通のヤスリと同じように番手があるので、500番、1000番、2000番とか複数を使って、粗目からやっていく。
ボールのカタログをみると、そのボールが箱出し(出荷時)にどのような表面加工をしたかが出ているので、それと同じようにやっていくというのが理想的になる。
サンディングは、自分は以下のような手順で実施している。
- アブラロンパットにクリナーをシュッシュと吹きかけて湿らす
- ボールをボールベースに乗せて上部をサンディングする
- ボールを上下ひっくり返して、上部をサンディングする
- ボールを90度回転させて上部をサンディングする
- ボールを上下ひっくり返して、上部をサンディングする
2〜5をやることでボールの表面すべてをサンディングできる。
途中で、アブラロンパットが乾いてきたら、1のクリナーをシュッシュする。
また、アブラロンパットでサンディングする向きも前後、左右とクロスさせることがよいと言われている。
その意味は、ボールの向きにも気をつかって実施した方がよい。
表面加工の効果
サンディングは、例えば、1000番だけあてて、ちょっと曇らせたとする。そうすると、自分の投げている感覚では、2,3ゲームでその効果が感じられなくなる印象がある。
サンディングしたばかりのボールはたしかにレーンに噛んでよく曲がる。一方で、投げるにつれてどんどん効果がなくなってくる。
一方で、500番、1000番と順番にサンディングした場合、表面的には1000番で仕上がっているが、ボールの表面は500番でサインディングした深い溝が残るので、持続性が高い印象がある。
と言っても表面が弱ってきたボールだと、サンディングの効果は一時的なものでしかないので、オイルが多いときとかに実施するものと思った方がいいのではないかと思う。
まとめ
冒頭で最近は、あまり表面加工していないと記載したが、自分の経験だと、弱ったボールだと、数ゲームしか効果がないので、それよりも、ボールの寿命を長くする工夫の方が重要だなと思っていることによる。
また、表面加工することでレーンのオイルが多い場合などには、攻め方を変えることができるというメリットがあるとは思うが、そこまで多いレーンコンディションで投げることもないというのもある。
ポリッシュについては、傷がついて走りが悪くなったときには有効な対策なので、曇ってきたなと思ったら試してみてほしい。